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駐日アフガニスタン大使による特別講演“15 Years of Afghanistan’s Progress”の模様

2016/11/07

10/27(木)、東洋学園大学英語教育開発センター/国際交流センター共催の特別講演を実施。
講師としてアフガニスタンのSayed Mohammad Amin Fatimie駐日大使をお招きし、“15 Years of Afghanistan’s Progress”「アフガニスタン15年の歩み」という演題でお話しいただきました。

東洋学園大学_駐日アフガニスタン大使による特別講演

東洋学園大学_Sayed Mohammad Amin Fatimie駐日アフガニスタン大使
Sayed Mohammad Amin Fatimie大使

アフガニスタン・イスラム共和国(通称アフガニスタン)は、1973年のクーデターで国王が追放され、以後約10年間にもわたるソビエト連邦による侵略で多くの指導者や政治家、国民を失いました。
ソビエト連邦軍の撤退後も内戦が続き、1996年にはタリバーン政権が首都カブールを占拠。
2001年には国際的テロ組織アルカイーダによる9.11アメリカ同時多発テロ事件が勃発、アメリカやイギリスからなるNATOがタリバーン政権に自衛権の発動を宣言しアフガニスタン紛争が起きるなど、長く続いた戦争によって混乱が続いていました。
しかし、2004年にアフガニスタン・イスラム共和国が成立し、国連等の支援を受けながら復興の道を歩み、現在では道路や病院、学校などの整備が進められています。

Fatimie大使は、講演の中で復興が進むアフガニスタンの様子を紹介。
実は、日本はアフガニスタンに対して55億ドルの支援金を贈るなど、アメリカに次いで世界で2番目に大きな支援を行っており、空港の建設や道路の整備をはじめ、国民の健康や教育、農業などの環境整備をはじめ、同国の復興に貢献しているそうです。

復興が進んだ結果、アフガニスタン国民の平均寿命は42歳から62歳までに上昇。
教育面でも、2002年に1万人以下だった公立学校の生徒が9万5000人まで増加、特に以前は0%だった女子の割合が40%を占めるなど大きく進歩し、リテラシー(文章・情報の読み書き及び理解能力)を持つ国民の割合も12%から38%まで増加しているとのことです。

Fatimie大使は復興の様子から国際人道支援の役割を語るとともに、日本とアフガニスタンとの友好関係にも触れ、今後のアフガニスタンのさらなる復興と、日本との交流や人と人との助け合いがさらに深まることへの期待を語りました。

東洋学園大学_アフガニスタン大使と特産品のサフラン

アフガニスタンの特産品、調味料に使われるサフランを手にしたFatimie大使。
サフランは今回の特別講演を企画した本学のJason Pratt特別講師に贈呈されました。

終了後には質疑応答が行われました。
学生からの「難民として国を離れたアフガニスタンの人々は国に戻れているのか」という質問に対しては、「地域によってはまだ危ないところもあるが、地雷の除去が終わり、道路や学校、病院が整備された地域へと毎日5,000~7,000人が帰ってきている」という回答が。
1973年のクーデターについての質問には、当時は医学生だったというFatimie大使自身の体験を交えながら世界情勢や他国の関係性などの背景までご説明いただきました。

東洋学園大学_駐日アフガニスタン大使による特別講演_質疑1 東洋学園大学_駐日アフガニスタン大使による特別講演_質疑2
質疑応答を行うFatimie大使と学生たち

アフガニスタンの情勢はニュース等でよく目にするものの、人道支援の具体的な内容や復興状況については講演を受けるまで知らないことも多く、どのお話もとても興味深いものでした。
日本からの復興支援についても具体的なお話を伺うことができ、アフガニスタンという国をより身近に感じる貴重な時間となりました。

東洋学園大学_駐日アフガニスタン大使による特別講演
講演後に堅い握手を交わすFatimie大使と本学の江澤雄一理事長

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