「東学は最高だったよな~。」
「周りの友達も私も東学ロスだよ。」
そんな話題で東洋学園大学(以下:東学)の同期だった友人と、社会人になってからも、よく盛り上がった。
東学の魅力は、在学時から、知っていたつもりだった。しかし、社会の荒波に揉まれ、いかに楽しく、恵まれた環境にいたかを痛感している。そんな私だが、最近では「私も、東学で出会った皆さんのように、周りの人に対し、自分の出来る範囲ではあるが、親切に接することはできないだろうか。」と考えるようになった。それは、私の中では、大きな進歩であった。
一年生の新学期、私は、不安と緊張でいっぱいであった。私は持病を患っていたことや、留年し、周りより年が上だったため、周りに気が回らないほど、自分のことでいっぱいいっぱいだった。
そんな中、担任の先生が心配してよく、声を掛けてくださった。「自分らしくマイペースにやればいいからね。」と言ってくださったこともあり、励まされたと同時に、安心感に包まれた。
また、クラス制という制度で、英会話の授業を通じて友達を作ることができた。私は人見知りなため、友達を作れるか心配であった。しかし、楽しく英語の授業でゲームなどしているうちに、徐々に話せる人も増えていった。また、友人も体調に気を遣ってくれたり、「同じ年だと思ってるよ。」などいってくれたことも、大変嬉しかった。
履修した授業の先生方も、「〇〇さんは、いつも、頑張っているね。」等声をかけてくださる先生が多く、嬉しかった。
私は大学生活に慣れ、大学生活全般が楽しくなり、あっという間に卒業式を迎えた。入学時、不安に包まれていたのが、嘘のようだった。
先生方や職員の方が温かく接してくださり、また、生徒の個性を尊重してくださり、且つ、担任制やクラス制など、配慮が行き届いた校風だからこそ、生徒も温かく、親切な方が自然と集まるのだろうと推測する。
私と関わってくださった皆さんに感謝すると同時に、これから出会う方に対し、私も同様に接していきたいと考えた。