東洋学園大学 100周年

「本郷Enjoy祭 ’03」の思い出

宇田川勲(東洋学園大学 現代経営学部現代経営学科 2002年入学)

私は「本郷Enjoy祭 '03」の題のもと、2003年に現代経営学部が中心となって開催した学部祭で運営局長を務めた者です。尚活動は7月2日の発足と同時に開始しました。8月に入り夏期休暇中は毎週金曜に会合を開きましたが、盛夏でもありますし局員は登校が大変だったことでしょう。題名についても二転三転しました。これは前年の「ちょこっと祭り」という題名から改名すべきとの意見が発端でしたが、8月1日にようやく「本郷Enjoy祭 '03」に決定しました。

次に苦労したのは模擬店の準備です。私一人で対応していました。募集をかけても反応が薄く、経営の勉強になると説いても遊びとは別物と捉えられたとみえ、補助金にしても必要額を全額給付されるのではないと、当然の理を説明するのに時間を要しました。

パンフレットは合計1,000部(学生用、一般用各々500部ずつ)、ポスターは300枚発注しました。

学部祭を盛り上げるために有名人(芸人)に出演依頼をし、「ロバート」「インパルス」「NOVCO」の3組から出演の承諾を得ました。客席は300席、講堂を会場とし入場無料(整理券方式)としました。

こうして、10月26日の開催に漕ぎつけたのでした。開催時間は10時より17時なので、僅か一日、それも半日程度という短い時間にも拘わらず大勢のお客様の来校を得られたので大変達成感を得られました。

私は局長として、どう局員と接したかを書き留めておきたいと思います。端的に言えば仕事を任せた後は放任、責任だけ私が取るに尽きます。会議でも積極的に発言はせずにいました。これは半藤一利氏の著書に感化され、終戦時の鈴木貫太郎首相の真似をしたつもりでした。

あれから早くも二十年の星霜を経て、戦場かの如き半年の思い出は今でも鮮明に脳裡に刻印されています。最後に、当時の局員、教員や大学職員の皆様、大変お世話になりましたことを、この場を借りて篤く御礼申し上げる次第です。