2016年度
2016年12月19日
創立90周年(2016年)/前身校開校100周年(2017年)記念シリーズ3「―波濤を越えて 東洋女子歯科医学専門学校の外国人留学生」公開開始。
明治維新後、いち早く近代化を進めた日本は、アジア諸国・地域から多くの留学生を受け入れました。また、海外領土からも多くの学生が日本に来て学びました(外地からの日本内地留学)。
本学は1921年から47年までの間に140名の女子留学生を歯科医師に養成し、送り出しました。内訳は中華民国8、「満州国」20、朝鮮21、台湾 75、タイ 9、不明 7(概ね台湾)、これは旧制卒業約2,800名の5%にあたり、1930年代後半には入学生の四人に一人、25%前後を留学生が占めました。卒業には至らなかったものの、現在のマレーシア、シンガポール、フィリピン、インドネシアの留学生もいたといいます。
戦前の本学は国際性豊かな教育の場でした。空路未発達の時代、アジアの広範な国・地域から文字通り波濤を越えて本学に集い、学んだ留学生群像を記憶に留めたく、小展を企画しました。
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展示の模様1。 |
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展示の模様2。 |
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展示の模様3。 解説書(本文40ページ)はご観覧の方にもれなく差し上げます。 |