2023年度(令和5年度)
2023年度事業活動収支計算書
教育活動収支
(教育活動収入)
学生生徒等納付金収入は、在学生数減により119,088千円の減少となりました。
手数料収入は受験者数の減少により10,387千円の減少となりました。
寄付金収入については、6,134千円減少しましたが、個人、団体から引き続き多くの寄付をいただきました。
補助金収入は、70,426千円の減少となりましたが、前年度は校舎の外壁修繕工事に対して56,805千円の補助金が交付されていたためです。経常費補助金は、在学生数減少に伴い微減となっています。
付随事業収入は、本学所有の学生寮である安藤坂ドミトリーの賃料収入減と課外講座などの補助活動収入減により1,972千円の減少となりました。
雑収入については施設設備利用料収入と私立大学退職金財団交付金収入を主に計上しています。前年度に比べて退職者が減ったことによる退職金財団交付金減により139,544千円の減少となりました。
以上の結果、教育活動収入は3,223,984千円となり、347,551千円の減少となりました。
(教育活動支出)
人件費は、退職給与引当金繰入額の大幅な減少により、129,240千円の減少となりました。
教育研究経費は前年度実施した校舎の外壁修繕工事のような大きな修繕工事がなかったため125,080千円の減少となりました。
管理経費については前年度のような流山キャンパス売却・引渡しに関わる修繕費用及び建物売却に伴う多額の消費税が発生しなかったため525,263千円の減少となりました。
以上の結果、教育活動支出は2,876,304千円となり、780,296千円の減少となりました。
教育活動外収支
(教育活動外収入)
資産運用は受取利息・配当金及び為替差益により29,623千円の収入がありました。
特別収支
(特別収入)
現物寄付・施設設備寄付金として3,734千円の収入がありました。
(特別支出)
主に図書を処分したことにより、5,932千円となりました。
(基本金組入前当年度収支差額)
上記各収支の結果、2023年度基本金組入前当年度収支差額は375,106千円の収入超過となりました。なお資産の除却損等の臨時的な収支を除外した経常収支においては377,304千円の収入超過となっています。
2023年度貸借対照表
資産の部の固定資産のうち有形固定資産は、食堂の改修工事や体育館の床材更新工事がありましたが、減価償却費の方が上回っていたため、132,461千円の減少となっています。
特定資産については、退職給与引当金減により4,869千円の減少となっています。
その他固定資産についてはソフトウェアの減少等により20,836千円の減少となりました。
流動資産については収支改善により現金預金が増えたことなどにより233,499千円の増加となりました。
負債の部のうち固定負債については退職給与引当金が減少し、年度進行によりリース残高が計上されている長期未払金が無くなった為、全体で7,574千円減少しました。
流動負債は取引先への未払金、授業料等の前受金の減少などの理由により、全体で292,200千円の減少となりました。
以上の結果、基本金組入前当年度収支差額が375,106千円の収入超過に対し、基本金組入額が100,624千円、前年度繰越収支差額が904,407千円の支出超過だったので、翌年度繰越収支差額は629,925千円の支出超過となりました。