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東洋女子短期大学卒業生と見る、フェニックス・モザイク竣工60周年記念ミニ企画展

キャンパスライフ

2021.12.17

東洋学園大学では、フェニックス・モザイク「岩間がくれの菫花」の竣工60周年を記念し、1号館9階の東洋学園史料室にて制作者で建築家・今井兼次の構想スケッチ、現存しない作品の断片、その他資料・写真を特別公開するミニ企画展を開催中です。

11月末、モザイク壁画の竣工当時を知る、東洋女子短期大学の卒業生3名が来学。
企画展を見学いただき、当時の話をお伺いしました。

写真左から打田様、戸田様、加藤様

今回ご来学いただいたのは、短大10回生とともに壁画に使う陶器を持ち寄ったという11回生の打田様、加藤様と、東洋女子短期大学の同窓会長を務める12回生の戸田様。
展示を巡りながら、当時の思い出や懐かしいエピソードを色々と伺いました。

まず驚きの声が上がったのが、1号館1階の窓ガラスを彩るフェニックス・モザイクの拡大写真。
色鮮やかな光が射し込む様子が「ステンドグラスのよう」と好評でした。

その後、短大時代も知る史料室担当者の案内で、1号館9階にある東洋学園史料室へ。
フェニックス・モザイクの構想スケッチや、屋上にあった4作品の断片、東洋女子歯科医学専門学校や東洋女子短期大学の写真、教材や卒業証書といった資料を見学いただきました。
屋上にあった「無限大マーク」(永遠の友情)の断片を見て、旧校舎を懐かしむ声も。

史料室には短大の校旗も展示中。
この旗が学園に寄贈された際、加藤様が寄贈係を務めたという驚きのご縁がありました。
小柄な加藤様が掲げて歩くには旗が重すぎたため、代わりとして立派な目録を用意されたそうです。

短大の校旗と加藤様(写真右)、打田様(写真中央)、戸田様(写真左)

展示の見学をきっかけに、恩師との思い出や授業、学生祭(1966年からフェニックス祭に名称変更)、ダンスパーティーなど、懐かしい話に花が咲きました。「竣工記念に配られた大きな絵皿が今も家にあるはず」(打田様)、「完成当時、持ち寄った陶器がどこに使われているか友人たちと探しました。今もこうして残っているなんて夢のよう」(加藤様)と、当時を知る11回生ならではのエピソードも。戸田様からは、「想像より大々的な展示で、まるで美術館のよう。短大への愛を感じました」との嬉しいお言葉もいただきました。

ミニ企画展は来年の1/28(金)まで開催予定。
また、1/29(土)10:00~12:00には、東洋女子短期大学同窓会が主催する「モザイク壁画60周年記念ミニ同窓会」として、短大同窓生限定でモザイク展の特別延長公開が決まりました。→新型コロナウイルスの感染急拡大のために、1/29予定のミニ同窓会は中止といたします。
短大同窓会に関する詳細はこちら

2026年の創立100周年まであと5年、今回の展示が、東洋女子短大、東洋学園大学、さらには東洋女子歯科医専や旧制東洋高校など、本学に連なるすべての卒業生の皆様と母校との絆をより深め、ともに未来へ歩む第一歩となることを願っています。
皆様のご来学を心よりお待ちしております。