お知らせ

前ソフトバンク社長室長の嶋聡氏が来学・講義

2015/11/27

11/25(水)、衆議院議員を3期連続で務めた後、長年に渡りソフトバンク株式会社(現ソフトバンクグループ株式会社)の社長室長として活躍し、現在は多摩大学客員教授を勤める嶋 聡氏が来学。
グローバル・コミュニケーション学部の「世界食糧事情」(古屋力教授)で講義を行いました。

東洋学園大学_世界食糧事情_嶋氏

講義は「東アジアの相互依存体制の構築 アジア・スーパーグリッド構想について」というテーマで行われました。

ソフトバンクの社長室長を務めていた2011年、東日本大震災の直後に、孫正義社長と2人で福島県の避難所を視察し、原子力発電所の代替手段として再生エネルギー普及へ取り組むことを決意したという嶋氏。
その後、同年9月に再生可能エネルギーでアジアの主要都市をつなぐ「アジア・スーパーグリッド構想」を打ち出され、プロジェクトの中心人物として活躍されてきました。
アジア各地を繋ぐ巨大な送電網を作り、国境を越えて風力や太陽光、水力といった再生可能エネルギーを送りあうという「アジア・スーパーグリッド構想」。
アジア諸国との間にエネルギーの「相互依存」を作ることで、エネルギー問題の解決だけでなく、長期的な国際武力紛争の防止にも繋げるというすばらしい構想です。

講義では、この「アジア・スーパーグリッド構想」をはじめ、ソフトバンクの孫正義社長と二人三脚で手がけてこられた様々な「環境プロジェクト」の理念や今後の展望についてお話いただきました。
グローバル化社会を象徴するような壮大な構想に、学生たちも興味津々で授業を受けていました。

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