お知らせ
「本郷の歴史と文学」の授業で文豪の足跡を訪ねる“文学散歩”(湯島エリア)を実施
2015/12/24
12/18(金)、「本郷の歴史と文学」(神田由美子教授)の授業の一環として、湯島天満宮や旧岩崎邸庭園を巡る文学散歩を実施。
泉鏡花の小説「婦系図」の舞台などを探索しました。
旧岩崎邸庭園
一行は東京・本郷キャンパスを出発し、徒歩で湯島天満宮へ。
途中、山の手の劇場として有名だった「本郷座」の跡地である本郷春木町や、泉鏡花が暮らした湯島新花町、徳川時代に栄えた宝林山霊雲寺、平安中期の武将の名を冠した実盛坂などを見学しました。
湯島天満宮では、新派による舞台版「婦系図」に登場するガス燈や、泉鏡花の「筆塚」などを見学。
明治期ならではの和洋折衷の文化を感じていました。
ガス燈
また、「学問の神様」として知られる天神ということで、真剣にお参りをしたり、興味深そうに絵馬を観察する姿も。
その後は、本郷・湯島エリアの西欧的な一面を残す旧岩崎邸庭園へと移動し、17世紀イギリスの様式をはじめ様々な西洋の建築エッセンスを取り入れた邸内を見学。
旧岩崎邸内を見学する学生たち
今回の文学散歩は、明治期の文豪が描いた作品の背景である社会や文化に触れる好機となったようです。