お知らせ
特別講座「伝統と未来 ―アジア共同体の思想的ルーツを探る」第7回の模様
2016/06/02
5/31(火)、特別講座「伝統と未来 ―アジア共同体の思想的ルーツを探る」の第7回を実施。
今回は、德川記念財団理事で政治・経済評論家として活躍されている徳川家広氏を招き、「江戸時代と儒学 ~21世紀の日本とアジアの進路への示唆」というテーマで講演いただきました。
徳川家の直系子孫である徳川氏は、豊臣秀吉の唐入り(朝鮮出兵)から関ヶ原の合戦を経て、江戸幕府ができる激動の時代における大名たちの関係性や、唐や明など近隣諸国との関係性について解説。
その上で、江戸幕府が推奨した朱子学(儒学)には外交政策の一環として各大名の実務レベルでの外交能力育成や日中関係の改善というねらいがあったことなど、徳川幕府時代の日本とアジアの関係性について、大変貴重なお話をしていただきました。
本講座は、一般財団法人ワンアジア財団の助成による特別講座で、本学在学生のほか、一般の方も無料で受講が可能です。
今期はアジアの歴史、思想、政治、経済、科学技術など幅広い分野の第一人者を毎回お一人ずつ講師として招き、全14回の講義を行います。
次回は6/7(火)、「『大国化』する中国に日本はどう向き合えばいいのか ~冷静・客観的な視点の大切さ」というテーマで、横浜国立大学名誉教授の村田忠禧氏に講演していただきます。
本講座の詳細および一般の方の受講お申込みについては下記ページをご覧ください。
ワンアジア財団助成特別講座