お知らせ

特別講座「伝統と未来 ―アジア共同体の思想的ルーツを探る」第8回の模様

2016/06/10

6/7(火)、特別講座「伝統と未来 ―アジア共同体の思想的ルーツを探る」の第8回を実施。
今回は、横浜国立大学名誉教授の村田忠禧氏を招き、「『大国化』する中国に日本はどう向き合えばいいのか ~冷静・客観的な視点の大切さ」というテーマで講演いただきました。

村田氏はまず、日本の「中国に対するイメージ」や、米・中・日・独の軍事費や世界経済に占めるGDP(国内総生産)の割合等を具体的な統計データを使って説明し、近年話題に上りがちな中国の“軍事的脅威”が本当に脅威なのかどうか、領土問題の発端となったことは何か、など、中国と日本の関係についてデータに基づいて分析・解説。
その上で、日中関係の改善に向けて両国政府がどのような話し合いを続けているのか、時代の大きな流れの中で、隣国である中国の成長をどのように受け入れるべきかについてお話しいただきました。

東洋学園大学_ワンアジア財団特別講座2016第8回

本講座は、一般財団法人ワンアジア財団の助成による特別講座で、本学在学生のほか、一般の方も無料で受講が可能です。

今期はアジアの歴史、思想、政治、経済、科学技術など幅広い分野の第一人者を毎回お一人ずつ講師として招き、全14回の講義を行います。

次回は6/14(火)、「孫文と梅屋庄吉 ~Transnationalな生き方を学ぶ」というテーマで、松本楼代表取締役副社長の小坂文乃氏に講演していただきます。

本講座の詳細および一般の方の受講お申込みについては下記ページをご覧ください。
ワンアジア財団助成特別講座