お知らせ
特別講座「伝統と未来 ―アジア共同体の思想的ルーツを探る」第9回の模様
2016/06/17
6/14(火)、特別講座「伝統と未来 ―アジア共同体の思想的ルーツを探る」の第9回を実施。
今回は、松本楼代表取締役副社長の小坂文乃氏を招き、「孫文と梅屋庄吉 ~Transnationalな生き方を学ぶ」というテーマで講演いただきました。
今年は「辛亥革命」の中心人物であり、中国革命の父と呼ばれた孫文の生誕150周年にあたります。
日本でもよく知られた孫文と「辛亥革命」ですが、孫文の思想や革命を支援した梅屋庄吉という日本人がいたことはあまり知られていません。
講義では、梅屋小吉の子孫であり、孫文が通った松本楼の代表取締役副社長である小坂氏から、梅屋庄吉夫妻と孫文夫妻の縁や、梅屋庄吉が革命支援の資金調達のために活動写真の配給・制作会社を興し、日本活動写真株式会社(日活)の創設に至ったことなど、国境を越えた両者の交流について貴重なお話をしていただきました。
本講座は、一般財団法人ワンアジア財団の助成による特別講座で、本学在学生のほか、一般の方も無料で受講が可能です。
今期はアジアの歴史、思想、政治、経済、科学技術など幅広い分野の第一人者を毎回お一人ずつ講師として招き、全14回の講義を行います。
次回は6/21(火)、「仏教の「和」の精神と、アジアの新しい恊働社会への道」というテーマで、武蔵野大学客員教授の村石恵照氏に講演していただきます。
本講座の詳細および一般の方の受講お申込みについては下記ページをご覧ください。
ワンアジア財団助成特別講座