お知らせ
古屋力教授が東京学芸大学附属国際中等教育学校で特別講義を実施
2017/03/03
2/15(水)、グローバル・コミュニケーション学部の古屋力教授が、東京学芸大学附属国際中等教育学校の高校生に向けて「持続可能で地球環境に優しい幸福な社会構築に向けた国際開発金融機関の役割と意義~アジア開発銀行のcase studyを中心に~」をテーマにした特別講義を行いました。
今回の特別講義では、地球環境問題を解決するために重要な役割を果たしている国際機関について、特に、アジア地域の国際開発金融機関(Multilateral Development Bank; MDB)であるアジア開発銀行にフォーカスして講義を行いました。
国際開発金融機関は、国際開発を目的として、融資(貸付)をしたり、専門的助言を行う機関で、複数の国の共同出資によって設立され、多種多様なプロジェクトに対して融資を行っています。
講義では、まず、なぜ地球環境問題に対してファイナンスの果たす役割の重要性を説明し、なぜ国際開発金融機関が持続可能で地球環境にやさしい幸福な社会構築に必要なのかを、みなさんと一緒に考えたうえで、その具体的な事例として、アジア開発銀行の役割や意義についてのケーススタディを行いました。
今回の特別講義は、同校で3月に行われるフィリピン研修の事前授業の一環で、マニラのアジア開発銀行を訪問するにあたり、国際開発金融機関の存在意義と役割について学ぶことを目的としており、高校生たちからは積極的なよい質問が相次ぎました。