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世界の諸問題に独自の視点で切り込む。グローバル・コミュニケーション学部卒業論文発表会の模様

2017/03/13

2/13(月)、東洋学園大学グローバル・コミュニケーション学部の「平成28年度 卒業論文発表会」が東京・本郷キャンパスで行われました。

東洋学園大学_グローバル・コミュニケーション学部卒論発表会2017
今年度は事前の論文査読で選ばれた6名の学生が登壇。宗教や行事など各国・地域の文化に関する論文から、地球環境に関する論文やメディアに関する論文、アメリカにおける黒人言語の研究、児童英語教育の実施報告まで、どの論文もそれぞれが持つ問題意識を掘り下げた興味深いものでした。

最優秀論文賞には日本の生物保護政策について環境省に取材を行うなどのフィールドスタディーを積み重ね、諸外国の事例と比較しながら日本の生物多様性保護政策の今後について論じたグローバル・コミュニケーション学科4年の鎌原さんが輝きました。

東洋学園大学_グローバル・コミュニケーション学部卒論発表会2017
最優秀論文賞を受賞した古屋ゼミの鎌原さん

また、発表会に参加した教員の投票によって決まる最優秀発表賞は、プロ野球界の中でも特に観客動員数の多い横浜ベイスターズのコミュニケーション戦略について分析したグローバル・コミュニケーション学科の尾関さんと、英語発祥の黒人言語ながら若者のカルチャーとして定着しつつあるエボトニクスと宗教とのつながりが強まった結果として話者が減りつつあるパトワ語について比較しながら論じた英語コミュニケーション学科の本田さんに贈られました。

東洋学園大学_グローバル・コミュニケーション学部卒論発表会2017 東洋学園大学_グローバル・コミュニケーション学部卒論発表会2017
写真左/泰松ゼミの尾関さん 写真右/下山ゼミの本田さん


平成28年度 卒業論文発表会 発表者・論題(発表順)
<グローバル・コミュニケーション学科>
土橋晋太郎「日本人の葬送と死生観~国家神道としての「靖国」と遺族の追悼の在り方~」(ゼミ論文)
鎌原夕貴 「わが国は生物多様性に対していかに向き合うべきか―わが国の持続可能な生態系保護政策における国際協力と生物多様性バンキングの分析を中心に―」 ※最優秀論文賞
尾関龍太郎「プロ野球の集客増加を引き起こす顧客とのコミュニケーション~要因分析とベイスターズの特殊性~」 ※最優秀発表賞

<英語コミュニケーション学科>
本田真陸「英語を基盤とした黒人言語:エボニクスとパトワ語」 ※最優秀発表賞
森崎杏奈「英米のクリスマスの違いについて 歴史・宗教・食の観点から考察して」(ゼミ論文)
鈴木美加「英語紙芝居『星の王子様』を使った小学校レッスン」