お知らせ

特別講座「私たちは親しい隣人―アジア共同体の文化的共通性」第3回の模様

2017/04/28

4/25(火)、一般財団法人ワンアジア財団の助成による特別講座「私たちは親しい隣人―アジア共同体の文化的共通性」第3回が行われ、長崎大学教授の王維氏が講師として登壇。
「ちゃんぽんの長崎文化―中国文化の受容と土着化の視点による観察」というテーマで講演を行いました。

東洋学園大学_ワンアジア財団助成特別講座2017_第3回

「ちゃんぽん」とは、中華料理をルーツに持つと言われる長崎県の郷土料理を指すほか、“さまざまなものを混ぜる”といったような意味でも使われる言葉です。
王氏は講演で「ボタン」「カボチャ」「ベランダ」といった言語や「トルコライス」のような料理、ランタンフェスティバルや長崎くんちなどの祭りや伝統行事など、さまざまな切り口で日本文化と海外文化の「ちゃんぽん」を紹介。
観光都市として知られる長崎で、観光資源の多くが中国文化をはじめとする異文化性を有している理由として、歴史上、長崎が国内外のさまざまな地域と交流を重ね、各地域の文化を受容・編集することによって独自の“長崎文化”創造されたからだと解説しました。 

第4回は5/9(火)、「沖縄から見たアジア」というテーマで、山梨学院大学名誉教授の我部政男氏が講師を務めます。
※次週5/2(火)は休講となりますのでご注意ください。 

本講座は7/18(火)まで、5/2(火)を除く毎週火曜日の5限(16:20~17:50)に開講。
詳細および一般の方の受講お申込みについては下記ページをご覧ください。

 東洋学園大学 ワンアジア財団助成特別講座