お知らせ
コモンズ投信(株)取締役会長の渋澤健氏による「国際環境協力ゼミ」特別講義の様子
2017/05/25
5/22(月)、グローバル・コミュニケーション学部の「国際環境協力ゼミ」(古屋力教授)のゲスト講師として、コモンズ投信株式会社の創業者であり現在は取締役会長を務める渋澤健氏が来学。
「地球環境とGlobal Engagement」というテーマで特別講義を行いました。
第一国立銀行や東京証券取引所など多種多様な企業の設立・経営に関わり「資本市場の父」とも呼ばれる渋沢栄一氏の子孫(五代目)である渋澤氏。
アメリカのテキサス大学・UCLA大学MBA経営大学院を卒業後、ファースト・ボストン証券会社、JPモルガン銀行など日米の金融業界で活躍される傍ら、公益財団法人渋沢栄一記念財団非常勤理事、日本医療政策機構理事、認定NPO法人健康医療評価研究機構理事、日本ファンドレイジング協会理事など、多方面で精力的に活動されています。
古屋教授(左)と渋澤健氏
講義のテーマとなったGlobal Engagement(グローバル・エンゲージメント)とは、「企業が持続的成長を果たすために、地球的課題について様々なステークホルダーと対話・協働して共創すること」を意味します。
講義では、渋沢栄一氏の名著『論語と算盤』等に言及しながら、グローバル・エンゲージメントについて解説。
特に「一個人のみ大富豪になっても社会の多数がために貧困に陥るような事業であったならばどんなものであろうか。いかにその人が富みを積んでもその幸福は継続されないではないか。」(『論語と算盤』より引用)という言葉には、多くの学生が感動を覚えたようです。
どのゼミ生も真剣に講義に聞き入り、積極的に質問をしながら地球環境に対する企業の関わり方について学びを深めていました。