お知らせ

建築家の山道拓人氏による「都市環境と暮らし」特別講義の様子

2017/06/30

6/21(水)、株式会社ツバメアーキテクツの代表取締役社長を務める建築家の山道拓人氏が来学。
グローバル・コミュニケーション学部の「都市環境と暮らし」(古屋力教授)にて、「地球環境と持続可能な都市空間」というテーマで特別講義を行いました。

東洋学園大学_都市環境と暮らし_山道拓人氏特別講義

山道氏は東京工業大学研究棟「エネルギー環境イノベーション棟」の基本設計や設計監理に携わるなど、数々の実績を持つ新進気鋭の建築家です。
2012年にアレハンドロ・アラヴェナ氏(「建築界のノーベル賞」とも呼ばれるプリツカー賞の受賞経験を持つ建築家)が率いる「ELEMENTAL(南米/チリ)」に参加し、担当作がTehran Stock Exchange Competition 1st Prizeを受賞。
2013年に建築設計事務所ツバメアーキテクツを共同設立し代表取締役社長を務めるかたわら、東京工業大学の博士課程に在籍、日本建築学会設計競技最終全国審査員等多方面で活躍されています。
これまでに「生物多様性に配慮した建築」「水資源を活用した京都伝統産業の生産施設の空間構成」等、環境問題に触れる幅広いテーマで研究成果を発表し、「荻窪家族プロジェクト物語」をはじめ多数の著書を出版されています。

今回の講義では、具体的な建築の写真をご紹介いただきながら、[Participation](参加性を考えること)+[Typology](歴史的・慣習的であること)+[Informal](脱制度的に考える)+[Element](部分を連鎖させること)+[Transform](変容させること)、という5つのキーワードを柱に、「そもそも人間の幸福や地球環境の観点から建築の役割が大切となるのはなぜか」といったテーマについて分かりやすく解説いただきました。

日々環境について学んでいる学生たちにとって、地球環境論と建築学の接点という切り口は興味深いアプローチだったようで、質疑応答も大変盛り上がりました。

東洋学園大学_古屋教授と山道拓人氏
山道氏(右)と古屋教授