お知らせ
特別講座「私たちは親しい隣人―アジア共同体の文化的共通性」第11回の模様
2017/07/03
6/27(火)、一般財団法人ワンアジア財団の助成による特別講座「私たちは親しい隣人―アジア共同体の文化的共通性」第11回が行われ、揚琴演奏家の郭敏氏が講師として登壇。
「東洋の古典楽器の魅力」という演題で、揚琴の演奏と講演を行いました。
郭敏氏は講義のオープニングとして、中国ではお正月によく演奏されるという「花好月圓」という曲を演奏。
その後、本講座のコーディネーターをつとめる朱建榮教授との対談形式で、中国の伝統的な打弦楽器(弦を打って音を出す楽器)である揚琴について、ルーツや中国音楽における地位、西洋の打弦楽器であるピアノとの比較、日本との関わりになどについて講義を行いました。
揚琴は日本ではあまり知られていませんが、中国では高い人気を誇る楽器です。
講義では、郭敏氏の出身地である広東の話や、エリザベス女王や鄧小平氏の前で演奏したご経験、日本で最初に揚琴独奏会を開いたことなど、演奏家としてのさまざまなエピソード紹介に加え、広東音楽をはじめとする多彩なジャンルの中国音楽、西洋のクラシック音楽、邦楽などの曲を演奏していただき、揚琴の魅力や中国の伝統音楽に触れる大変貴重な機会となりました。
次回は7/4(火)、「通貨に見る日本と中国、アジアの文化」というテーマで冨田昌宏氏(元中国重慶総領事)が講師を務めます。
本講座は7/18(火)まで、毎週火曜日の5限(16:20~17:50)に開講。
在学生のほか、一般の方も無料でご参加いただけます。※要事前申し込み
詳細および一般の方の受講お申込みについては下記ページをご覧ください。