お知らせ

愛知太郎理事長がゲスト講師として登壇した「企業活動と環境特講」の様子

2017/07/03

6/22(木)、グローバル・コミュニケーション学部の「企業活動と環境特講」(古屋力教授)に本学の愛知太郎理事長がゲスト講師として登壇。
「金属リサイクルの現状と課題」というテーマで特別講義を行いました。

東洋学園大学_企業活動と環境特講_愛知理事長講義

愛知理事長は、本学の理事長に就任するまでDOWAメタルマイン株式会社の製錬部部長としてレアメタルの製錬に携わり、現在も同社の技術顧問をされています。
今回の講義では、レアメタルを多く含む携帯電話やスマートフォン、パソコンや家電、工業製品などを鉱山に見立てる「都市鉱山」という概念と、都市鉱山からレアメタルを製錬し再利用する「金属リサイクル」について、詳しくお話いただきました。

東洋学園大学_企業活動と環境特講_愛知理事長

愛知理事長は、廃家電がリサイクル原料として回収され、再利用されるまでの流れや製錬会社の役割について解説。
自然界から採掘した鉱石よりも、リサイクル原料のほうが金や銀、レアメタルなどの有用金属を多く含んでいることや、具体的にどんなパーツがリサイクルされているのかなど、普段の生活では見えない家電リサイクルの実態をわかりやすく解説していただきました。

さらに、自国資源の囲い込みなど資源保有国が資源の所有権を強く意識・主張する「資源ナショナリズム」や、資源需要の拡大と各金属資源の可採年数の問題など、資源にまつわる国際的な動向も紹介。
環境を保全し、資源循環型社会を構築するための動きとして、金属資源のリサイクル率向上をはじめとする企業の取り組みについてもお話いただき、講義後には学生との質疑応答も行われました。

東洋学園大学_企業活動と環境特講_愛知理事長との質疑応答