お知らせ
特別講座「私たちは親しい隣人―アジア共同体の文化的共通性」第13回の模様
2017/07/14
7/11(火)、一般財団法人ワンアジア財団の助成による特別講座「私たちは親しい隣人―アジア共同体の文化的共通性」第13回が行われ、国際アジア共同体学会会長の進藤栄一氏が講師として登壇。
「終焉するアメリカ帝国と勃興するアジア―脱欧入亜から連欧連亜へ」という演題で講演を行いました。
進藤氏はまず、ドナルド・トランプ氏がアメリカ大統領に就任した意味を紐解きつつ「なぜアメリカ帝国が衰退を続けるのか」を説明。
情報革命の影響、民衆との関係性の変化、金権政治化による超格差社会の出現とそれによる社会力の衰退など、アメリカが抱える問題についてお話しいただきました。
次に中国や韓国、台湾、ASEAN諸国などアジア地域の勃興とその背景、ヨーロッパの動向などに言及。
ポピュリズム問題、テロ、中国・北朝鮮脅威論、TPPとRCEP等の世界情勢にも触れながらアメリカ、アジア、ヨーロッパそれぞれの現状を説明し、その上で日本が目指すべきはアジアやEUとの連携を強める「連欧連亜」である、という氏の見解について、詳しく解説していただきました。
本講座の最終回となる次回は7/18(火)、「日中関係とアジアの未来」というテーマで小原 雅博氏(東京大学大学院教授、元シドニー・上海総領事)が講師を務めます。
開講時間は5限(16:20~17:50)で、在学生のほか、一般の方も無料でご参加いただけます。※要事前申し込み
詳細および一般の方の受講お申込みについては下記ページをご覧ください。