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特別講座「私たちは親しい隣人―アジア共同体の文化的共通性」第14回の模様

2017/07/25

7/18(火)、一般財団法人ワンアジア財団の助成による特別講座「私たちは親しい隣人―アジア共同体の文化的共通性」の2017年度最終回となる第14回が行われ、東京大学大学院教授で元シドニー・上海総領事の小原雅博氏が講師として登壇。
「日中関係とアジアの未来・北朝鮮問題について」という演題で講演を行いました。

東洋学園大学_ワンアジア財団助成特別講座2017_最終回

小原氏はまず、日本における安全保障環境が直面している問題として、北朝鮮の核・ミサイルの脅威、東シナ海における日中間の緊張、領有権を巡る東シナ海問題への中国の強硬態度という3点を指摘。

さらに、アメリカ大統領や主要7カ国首脳会議(G7サミット)の動向に触れつつ、アメリカのアジアに対する安全保障政策や米中関係、中朝関係といった中国の動き、北朝鮮に対する国際社会の対応などを解説。

日本、中国、北朝鮮をはじめとするアジアの情勢を軸に現在の国際情勢全体を見渡し学ぶという、最終回にふさわしい講座となりました。

同講座は在学生の履修科目であるとともに、一般の方々も自由に参加できる公開講座として開講。
全14回終了時点で100名以上の方にご登録いただく盛況となりました。

また、最終回の講座に合わせて、一般の方との懇談会が行われました。
懇談会では激励とともに改善の意見や提案も多く頂戴し、本講座シリーズを担当したグローバル・コミュニケーション学部の朱建栄教授は「ぜひ今後の講座や講義に活かしたい」と、出席いただいた方々に感謝の意を述べました。

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