お知らせ
本学学生が知的障がい者と健常者をつなぐフリーマガジン「JUST SMILE!!」の企画編集に参加
2017/10/19
グローバル・コミュニケーション学部3年の奥野可奈さんが、学外でのインターンシップの一環で知的障がい者と健常者をつなぐフリーマガジン『JUST SMILE!!』(発行部数2万部)の企画編集に参加。
手がけた記事が2017年6月号と10月号に掲載されました。
奥野さんは、株式会社キャリア・ナビゲーションのインターンシップに参加し、その中のプロジェクトとして同フリーマガジンの企画・編集を手がけています。
「卒業した先輩に薦められて、同社のインターンシップに参加しました。サークルでイベントを企画していた経験が活かせるのではないかと思って『企画職』を希望し、さまざまなプロジェクトの中から知的障がい者と健常者をつなぐというコンセプトのファッション誌で、しかもこの時代に紙媒体という意外性に惹かれて『JUST SMILE!!』に参加しました」(奥野さん)
同プロジェクトには奥野さんのほか、さまざまな大学の学生7名が参加。
編集長、顧問、知的障がいや発達障がいを持つモデルらを交えて毎週編集会議を行い、企画提案やページ構成のほか、担当企画の取材、撮影指示、デザイン、企業広告の営業等にも関わっているそうです。
「自分は知的障がい者の人への偏見がないと思っていたのですが、知的障がい者のモデルと一緒に紙面を作る中で、集中力のすごさなど一人ひとりの持つ能力や可能性を実感し、『障がいを気にしないようにする』という考え自体が偏見だったのではないかと思うようになりました。今は、障がいがある人を健常者が『支えてあげる』『守ってあげる』という意識ではなく、さまざまな人が普通に共生できる社会になってほしいと思っています。このフリーマガジンを通じて、知的障がいや発達障がいについて自分と同世代の学生にも興味を持ってもらいたいですし、ゆくゆくは英語化して海外にも届けたいです」(奥野さん)
もともとは大学院への進学を視野に入れていたものの、インターンシップをきっかけに就職への意欲が高まり「まずは就職して社会を知り、ゆくゆくはその経験を活かして人間情報学の研究を行い、成果を社会に還元したい」というキャリアプランが持てたという奥野さん。
奥野さんが記事を担当した『JUST SMILE!!』6月号と10月号を、東京・本郷キャンパスの4・5号館学生ラウンジに設置しています。
ぜひ一度ご覧ください。