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特別講座「アジア共同体への新しいアプローチ―『一帯一路』構想はアジアに何をもたらすか」第3回講義の模様

2018/10/09

10/4(木)、2018年度ワンアジア財団助成特別講座「アジア共同体への新しいアプローチ―『一帯一路』構想はアジアに何をもたらすか」の第3回講義を実施しました。

東洋学園大学_2018ワンアジア第3回

本講座は2015年度から続く特別講座の第4弾で、本学在学生が履修するほか、一般の方も無料で受講できる公開講座として開講。
アジアの政治、経済、社会など幅広い分野の第一人者を毎回お一人ずつ講師として招き、全14回の講義を実施しています。

第3回は、経済ジャーナリストでメディアオフィス「時代刺激人」代表を務める牧野義司氏を講師に迎え、「アジアのシリコンバレー深?:イノベーションの現状と日本への示唆」というテーマでお話しいただきました。

東洋学園大学_2018ワンアジア第3回_牧野義司氏

ドローン開発のパイオニアであるDJIをはじめ、IT・ハイテク分野の新興企業やベンチャー企業が集中する移民都市として急成長し、近年では「アジアのシリコンバレー」と呼ばれるに至った中国・深?。
牧野氏はまず、モノづくりのハードウェアとソフトウェアのイノベーションが連鎖し、新たなイノベーションを次々と生み出す“深?版エコシステム”について、 平均年齢32.5歳という人口構成や地方政府の莫大な財政支援、製造業のサプライチェーン網といった地域的な背景や、イノベーションをサポートする企業群や投資集団の存在があることなどを解説。
そのうえで、日本企業は深?を参考にしつつも、真似るのではなく、独自のオープンイノベーション・システムの形成を目指すべきであると語りました。

次回は10/11(木)、現代中国研究家の津上俊哉氏を講師に迎え、「米中貿易戦争の裏表」というテーマで講義を行う予定です。

ぜひ、奮ってご参加ください。

本講座は1/10(木)まで毎週木曜の4限(14:40~16:10)に本郷キャンパスで開講します。
※12/20(木)・12/27(木)・1/3(木)は休み
詳細および一般の方の受講お申し込みについては下記ページをご覧ください。

東洋学園大学 ワンアジア財団助成特別講座