お知らせ
タイ・バンコクの大学での日本語授業とタイ国日本研究国際シンポジウム 2018 参加
2018/10/10
8/23(木)~31(金)までの9日間、バンコク、タイでの学外研修を行いました。
「日本語教育学」に興味を持つ4 名の学生が参加しました。
本年は例年の活動に加えて、チュラーロンコーン大学と大阪大学大学院共催のタイ国日本研究国際シンポジウム2018 にも参加、学生たちは「日本研究の諸相」について日本語学・日本語教育・日本語文学・日本語文化をはじめとした様々な研究発表を聞きました。
本学外研修はチュラーロンコーン大学文学部東洋言語学科日本語講座の協力の下、2016 年から実施している「日本語・日本語教育・日本文化」を学習するための学外研修です。
8/24(金)には、チュラーロンコーン大学の学生と協働による日本語学習「チュラ大グッズのpop 広告を作ろう」を行いました。
タイ人学生にとって、日本的なpop を作るということは初の経験でしたが、本学学生との協力のもと大変楽しく有意義な活動となったということでした(写真1)。
写真1 チュラーロンコーン大学交流活動
翌、8/25(土)には、オーディエンスとして国際シンポジウムに参加。
前回開催時にはシリントン王女殿下もいらしたシンポジウムです。
国際シンポジウムでは、世界の各国から集まった研究者たちの発表を聞きました。
また、学会終了後の懇親会では、学生は、登壇した先生に質問をしたり、将来について相談したりなど、多岐にわたる分野に関する学問的刺激を受けた1 日となりました(写真2・3)。
写真2 シンポジウムの様子/写真3 大阪大学大学院高井先生に懇親会で質問する学生
週をまたいで8/27(月)はバンコク郊外のDPU(ドラキット・パンディット大学)の「新聞読解」の授業で、日本語教育実習を行いました。
大学生を対象とした授業の準備はとても大変で、学生達は教材の選定、指導ポイントの確認、スライド作成、確認問題の作成などを4 日にわたる事前学習でこなし当日に挑みました。
実際に大学で日本語を学んでいる学生に対する「正規授業内」での授業だったため、学生はとても緊張した面持ちでしたが、無事に日本語授業を行うことができました。(写真4)
写真4 教育実習をする学生
翌8/28(火)には、再度DPUの学生とともに、タイの街中の商品を日本に売り込むという活動を行いました。
タイ人の学生とともに街に出かけ、日本にない「タイ独特」の商品を探し、さまざまな特徴を紹介する活動を行いました。 (写真5)
写真5 授業終了後にDPU 学生と(写真左上段依田准教授・右端DPU 小林先生)
最終日8/30(木)には、国際交流基金バンコクオフィスを訪問し、副所長を務める松井さまによる、国際交流基金が行う「日本語・日本文化発信事業」や「日本語パートナーズ」などに関するワークショップ活動を通して国際交流基金の仕事内容に関する学習をしました。
写真6 国際交流基金バンコクオフィス(左端 松井副所長 右端 依田准教授)
引率したグローバル・コミュニケーション学部の依田悠介准教授は、「参加した4 名の学生にとっては大変な10 日間となったとおもうが、チュラーロンコーン大学での学会参加や、大阪大学大学院の先生方との交流、DPU での教育実習が今後の学習につながってほしい」と話しています。