お知らせ
平成30年度卒業論文・卒業制作発表会の模様(グローバル・コミュニケーション学部)
2019/02/26
1/28(月)、グローバル・コミュニケーション学部の「平成30年度卒業論文・卒業制作発表会」を実施。
9名の学生が登壇し、会場に集まった教員・在学生を前に4年間の集大成となるプレゼンテーションを行いました。
審査の結果、グローバル・コミュニケーション学科の最優秀論文賞は、日本のミュージアムと世界の有名ミュージアムを観光資源という観点で比較・分析し、SNS等を使った広報施策についても論じた「現代都市文化ゼミ」(泰松範行教授)の小澤さんによる論文「日本の博物館が観光地として価値を高めるための施策考察」が受賞しました。
また、今年の最優秀論文賞は秀逸な論文2本で競われたことから、「国際関係ゼミ」(長尾悟教授)の中村さんによる論文「プーチン大統領の政策がロシアの民主主義に与えた影響」が優秀論文賞を受賞しました。
英語コミュニケーション学科の最優秀論文賞は、映画『もののけ姫』でキャラクター性を表すために使用されている一人称や文末表現を日本語版・英語版それぞれから抽出し、日本語の役割語を用いた表現が英語に翻訳する際にどの程度まで反映され機能しているかを分析・考察した「日英対照言語学ゼミ」(飯尾牧子教授)の野賀さんによる論文「スタジオジブリ『もののけ姫』からみる役割語」が受賞しました。
また、9名の発表終了後、当日の優れたプレゼンテーションを表彰する「発表賞」の選出が学生および教員の投票によって行われました。
「学生が選ぶ発表賞」と「優秀発表賞」は、日本における国内労働事情の変遷を研究し、世界各国とのデータを比較しつつ新卒就活生としての実体験も基に考察した「国際関係ゼミ」(長尾悟教授)の神場さん(論題「世界から見た日本の労働」)が受賞しました。
「最優秀発表賞」は、『緋文字』(ナサニエル・ホーソーン著)及び『八月の光』(ウィリアム・フォークナー著)というアメリカ文学の2作品について、キリスト教(プロテスタント)における人間の救済という視点で比較・分析した「翻訳研究ゼミ」(松本美千代教授)の鈴木さんが受賞しました。
他にも文化や宗教、文学、エネルギー問題、児童英語教育の活動報告、英語での卒論執筆及び発表など、多彩な内容の論文や卒業制作についてのプレゼンと質疑応答が行われました。
特に今年は「女性の社会進出」や「日本の労働」の国際比較に関する論文の発表が2本続くなど、学生たちの“働き方”に関する関心度の高さが感じられました。
平成30 年度 卒業論文・卒業制作発表会(グローバル・コミュニケーション学部)
■発表者・論題(発表順)
根岸功
論題:ラグビーが育む多様性と社会性~マオリの伝統とニュージーランドの革新~
張依文
論題:日本における「女性の社会進出」をどう捉えるべきか ~男性を含めた育休制度の視点から~
神場大樹 ※学生が選ぶ発表賞、優秀発表賞
論題:世界から見た日本の労働
嶋岡佳恵
論題:原子力発電とメディアとの位相 ―「3.11」原発報道をめぐるメディア対応の分析を中心に―
小澤相太 ※最優秀論文賞(グローバル・コミュニケーション学科)
論題:日本の博物館が観光地として価値を高めるための施策考察
瓜生梨花
論題:「卒業共同制作『スイミー』~児童英語教育における絵本活用の可能性~」 ※ゼミ論
鈴木馨太 ※最優秀発表賞
論題:キリスト教世界の救済 -『緋文字』『八月の光』から見るプロテスタントの光と影-
中田莉可
論題:Yomiuri Giants
野賀亜由美 ※最優秀論文賞(英語コミュニケーション学科)
論題:「スタジオジブリ『もののけ姫』から見る役割語」
中村勇太 ※優秀論文賞(グローバル・コミュニケーション学科)
論題:プーチン大統領の政策がロシアの民主主義に与えた影響