お知らせ
「地域で働く(理論)」のゲスト講師として少年院等の矯正施設で活躍する法務教官が来学
2019/06/03
毎回、様々な公務員や地域で働く人々をゲストに招き、地域社会における課題について学ぶ人間科学部2年次科目「地域で働く(理論)」(宮園久栄教授)、5/22(水)の第2回講義では現役の法務教官がゲスト講師として登壇しました。
法務教官は国家公務員のひとつで、少年院や少年鑑別所等に勤務する専門職員です。
講義はまず、「少年院と刑務所の違い」というお話からスタート。
少年院が“刑罰の場”ではなく“矯正教育の場”である、という説明から、被収容者の社会復帰をサポートするために法務教官がどう関わるかをお話しいただきました。
少年院では被収容者の罪の重さによる区分けがなく、さまざまな境遇の少年が一緒に生活していること、法務教官は被収容者に手を触れてはいけないなど厳密なルールがあることなど、普段見ることのない少年院での生活や処遇内容についての説明に、学生たちからは驚きの声と様々な質問が飛び出しました。
法務教官という仕事についてはもちろん、少年院の仕組みや矯正教育についても学びを深める機会となりました。