お知らせ

[公開講座]ハワイの多文化を動物と人の歴史から学ぶ第2回開催報告。

2019/06/27

6/18(火)、「公開講座 リベラルアーツ」第2回を開講。

本学人間科学部専任講師、加藤恵理先生が「共生社会への歩み:多文化社会ハワイから得られる学び」というテーマで講義を行い、一般の受講生の他、本学学生、教員、卒業生ら約40名が参加しました。

東洋学園大学_「公開講座 リベラルアーツ」第2回の模様

講義は「国立科学博物館の『地球館』にある動物のはく製コレクションの大半は、日系人ワトソン T. ヨシモト氏がハワイから寄贈したもの」(加藤講師・談)であるが、なぜはく製はハワイに集められたのか?また元々は火山の噴火によって形成された溶岩の島であるハワイ諸島に、どうやって多様な野生動物が渡ってきたのか?という謎からスタート。
波、風、鳥の羽により自然飛来した植物類と鳥、先住民族のハワイ人と共にやってきた小型家畜、西洋人が連れてきた大型家畜、19世紀に労働者とともに欧米から集められた愛玩動物…と、ハワイにおける生態系の移り変わりを辿りつつ、ハワイ移民の歴史を紐解きました。

東洋学園大学_「公開講座 リベラルアーツ」第2回の模様

さらに、ハワイにおけるハンティングの文化や今日に至る多文化共生のあり方の変化についても解説。
講義中に受講生同士がディスカッションを行ったり、受講生の皆様と加藤講師との質疑応答が活発に行われたりと、少人数講座ならではのインタラクティブな講義となりました。

次回は7/23(火)、新1万円札の肖像でも話題となった実業家・渋沢栄一氏の5代目子孫である渋澤健氏を講師に迎え、「渋沢栄一の『論語と算盤』で未来を拓く」というテーマで開講いたします。

公開講座 リベラルアーツ