Campus Life News
キャンパスライフ ニュース
入学される皆さまへ:学長からお祝いのメッセージ、在学生代表から歓迎の辞
2020.04.02

新入生へのメッセージ

東洋学園大学学長 旦 祐介
Entrance Ceremony 入学式 2020
Students and family members,
Welcome to Toyo Gakuen University. On behalf of all the faculty and staff of this university, I warmly welcome each and every one of you to be a member of our community. 新入生のみなさん、保護者・ご家族の皆様、ご入学おめでとうございます。本年度は新型肺炎対策のため入学式ができませんが、東洋学園大学教職員を代表して、みなさん一人ひとりを心から歓迎いたします。
新入生のみなさん、今みなさんはどんな希望や夢を抱いて大学生活を始めようとしていますか。また大学を卒業したらどんなことをしたいと思っていますか。本日、新入生のみなさんは、不安と興奮が入り混じった気持ちになっていて当然です。何も心配する必要はありません。少しだけ勇気を持って、前を向いて歩いていきましょう。本日は歓迎の言葉として、2つだけお話しします。グローバル化のこと、新しい学びのこと、この2つです。
新入生のみなさん、グローバル・シティズンという言葉を聞いたことはありますか。グローバル・シティズンとは、国境を越え、さまざまな文化や言語の人たちといっしょに生きていく人たちのことです。グローバル化は、さまざまな考え方や文化の人たちがいっしょに勉強し、生活し、仕事し、ごはんを食べるということです。それによって、みなさんの感じ方や見方もグローバルになっていきます。みなさんがグローバル・シティズンになっていくということです。これは戸惑うこともありますが、わくわくすることでもあります。東洋学園大学には、さまざまな文化を持った学生が100人以上勉強しています。卒業して英語の電子メールで仕事し、多様な文化の人をカウンセリングすることは当たり前になりました。
残念ながらパンデミックの影響で海外に出ることは難しい年になりますが、グローバル化の波はとどまることはありません。コロナウイルスはグローバル化の代償を見せつけてくれた感があるものの、人類はこうした危機からいろいろ学ぶだろうと確信しています。人間科学部のみなさん、現代経営学部のみなさん、日本に暮らしていてもグローバル化と無縁ではいられないと肌身に感じた年になりましたね。食べ物の60%は日本国外から輸入され、観光客が来なければたちまち不況になってしまうことがグローバル化の何よりのしるしです。
二つ目は、大学という新しい学びの場で、自分から進んで興味を持って新しいことを学んでほしいということです。それぞれの学部の授業で前向きに学び続けると、いろいろ新しいことがよくわかるようになります。わかると、 “Aha! Moment” (アハ効果)というのがあって、あーそーだったのか、勉強って面白いものなんだー、とますます興味が持てるようになります。脳が活性化するというような臨床的な話だけではなくて、実感として「元気が出る」ことが体感できます。新しいことをすることは、少し勇気が必要ですが、わくわくすることでもあり視野が広がることでもあります。ちなみに、アハ効果は他の学部の授業でも味わってみてください。経営学は心理学と密接に関連しているし、スポーツと人権や異文化理解の関係は深く、グローバル化は国際経済抜きには語れません。さらにはサークル活動や学外研修もアハ効果につながる重要な体験ですね。
以上2つのことをお願いしました。パンデミックのこの現代においてグローバル・シティズンとして外の世界に目を向けること、そして新しいことに挑戦しアハ効果を体験すること、です。どうですか、約束できそうですか。4年後の卒業式では、みなさん全員を自ら学ぶ力のある輝くグローバル・シティズンとして社会に送り出したいと思います。そのために東洋学園大学の教職員は、全力でみなさんをサポートいたします。
ご両親・ご家族の皆様、
東洋学園大学を御子女の大学に選んでいただき、心からお礼申し上げます。本学は、時代のニーズに応えるグローバル・シティズンを育てるために、学生一人ひとりに寄り添う、ということを大学の理念としています。3学部それぞれ専門は異なりますが、世界標準のスキルや人間力を養う教育を目指しています。私たちは学生を全力で支援いたします。ご家族のみなさまのサポートもどうぞよろしくお願いいたします。
Once again, welcome to this university! 本日はご入学まことにおめでとうございます。

歓迎の辞
学生代表 白鳥 さくら
やわらかな春風に心華やぐ季節となりました。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
学生会運営部会長の白鳥さくらです。
新入生の皆さんは、これから始まる大学生活に期待や不安など、様々な気持ちを抱えていると思います。
私は、大学に入学した時、人間関係のことで不安を抱えていました。しかし、同じクラス・同じサークルの友だちや、信頼できる先輩との出会いを通して、それぞれが持つ多種多様な価値観や考え方に触れ、大きく成長することができました。
自分とは異なる価値観や考え方に触れることは、少し怖いかもしれません。しかし、私は様々な価値観や考え方に触れることによって、多くのことを学び、自分を成長させることができました。ぜひ皆さんもこの大学で様々な人と交流してみてください。授業で学べないことも、交流することで学べると思います。
交流の場を広げる意味では、サークル・委員会などの課外活動があります。東洋学園大学には様々なサークル・委員会があり、所属している在学生たちは皆自主的に活動しています。きっと新入生の皆さんに興味を持ってもらえる団体があるはずです。色々な学生団体を見て回り、ぜひサークル、委員会の活動にも参加してほしいと思います。
これからの大学生活で、やりたいことが決まっている人も居れば、まだ決まっていない人も居ると思います。これからやりたいことが決まっている人は、やりたいことを実現させてください。もしかすると実現させるためには人一倍の努力が必要になるかもしれませんが、その努力は自分自身の成長につながると思います。そして、やりたいことがまだ決まっていない人は、この大学で色々なことを経験、挑戦してみてください。それも自分自身の成長につながると思います。どのようなきっかけ、過程、結果であっても、常に自分自身の成長につながると信じることは、自分の人生を豊かなものにしていくうえで、大事なことではないでしょうか。
最後に、新入生の皆さんにとって、東洋学園大学で過ごす学生生活が有意義で自分自身を成長させる場となるとともに、新入生の皆さんの今後のご活躍をお祈り申し上げ、歓迎の言葉とさせていただきます。