お知らせ
山梨日日新聞、信濃毎日新聞が本庄ゼミと澤の屋旅館との産学連携プロジェクトを紹介
2015/11/11
10/23(金)の山梨日日新聞にて、現代経営学部のマーケティング戦略ゼミ(本庄加代子専任講師)が外国人観光客から高い人気を集める東京・谷中の「澤の屋旅館」と産学連携し9月に実施した「冷や汗・英語体験プロジェクト」の模様が紹介されました。
Wow! TOKYO 5
外国人客でにぎわう下町旅館 マイネームを漢字置換
昭和の面影が残る日本旅館の食堂に外国人が集まり、裏剣なまなざしで書道に挑む。教えているのは日本の若者たち。東京都台東区谷中の旅館「沢の屋」の光景だ。 宿泊客の9割が外国人という沢の屋。客室は和室ばかり12部屋。「安くて清潔」と評判で、家族で貸し切れるひのき風呂や、沢功さん一家によるぬくもりのある接客も支持されている。上野に近く、最寄の地下鉄根津駅は銀座や原宿に行くのに便利だ。
この日の夜は、東洋学園大現代経営学部の3年生が書道体験イベントを開いた。「あなたの名前を漢字で書いてみよう」と英語で書かれたチラシが宿泊客を誘う。 参加者は学生に自分の名前を告げ、漢字を考えてもらう。例えばブルーノさんは「武留乃」、フランソワーズさんなら「富蘭沢図」だ。
フランスから来たマーケティングリサーチャーのジュヌビエブ・ブリュートシュさんは「寿抜美江武」に決まった。半紙か白いTシャツかを選べるので、Tシャツに名前を書くことに。
服が汚れないように雨がっぱを着て、学生に教わりながら一画ずつ丁寧に筆を動かしていく。さっきまで陽気に話していたのに、この時ばかりは目の色が変わった。
約30年前、沢の屋に近い東京芸大に留学していたというが、「自分の名前を漢字で書いたのは初めて」と大喜び。「漢字はきれいでミステリアスだから興味があります」と笑顔で語った。
書道体験のほか、これまで沢の屋が宿泊客に呼び掛けたイベントは、祭りのみこし担ぎ、町内の餅つき、着物の着付け、似顔絵描き、獅子舞などと幅広い。下町の小さな旅館が「観光は平和へのパスポート」を合言葉に、草の根の国際交流を深めている。
写真/ござを敷いて、外国人宿泊客向けに書道体験イベントが開かれた食堂
写真/学生に教わりながら、自分の名前を漢字で書くジュヌビエブ・ブリュートシュさん=いずれも東京都台東区の沢の屋
(2015年10月23日 山梨日日新聞より)
また、11/5(木)の信濃毎日新聞(夕刊)でも紹介されました。
今回のプロジェクトの詳細はこちら
本庄ゼミが澤の屋旅館と産学連携。冷や汗・英語体験プロジェクトの模様