お知らせ

韓国の安養大學校・全北大學校から学生・教員が来日。グローバル・コミュニケーション学部との交流イベント実施報告

2019/07/05

6/21(金)、韓国の安養大學校と全北大學校の学生・教員が来日し、本学の東京・本郷キャンパスにてグローバル・コミュニケーション学部の学生との研究成果発表会を実施。
翌6/22(土)には、本学の学生が東京を案内する交流イベントを実施しました。

東洋学園大学_グローバル・コミュニケーション学部との交流イベントの様子

今回来学したのは、韓国の安養大學校の学生17名と河東賢教授、Lee助教、全北大學校の学生6名と金教授。
4年前にグローバル・コミュニケーション学部の泰松ゼミが始めた安養大學校との交流が、今年度から学部全体の企画として1年生から4年生まで集まる3大学総勢約50名超が参加する大規模な企画となりました。

安養大学社会科学学部行政学科(韓国)の学生らが来学、泰松ゼミの学生と交流(2017年度)

6/21(金)には、3大学合同で観光政策を中心に研究成果発表会を実施。
全北大の学生による日本語での大学紹介プレゼンテーションを皮切りに、各大学の学生がゼミでの研究成果発表と質疑応答を行いました。

東洋学園大学_グローバル・コミュニケーション学部との交流イベントの様子

研究発表のトップバッターとなった全北大は、“Youth mall”をテーマに、伝統的なマーケットを若者向けに活性化する取り組みの現状と課題、行政の政策について英語で分析・発表を行いました。

東洋学園大学_グローバル・コミュニケーション学部との交流イベントの様子

質疑応答では、本学の旦祐介学長からの「日本の東北地方にも共通の問題意識がある」との指摘をはじめ、活発な意見交換が行われました。

東洋学園大学_グローバル・コミュニケーション学部との交流イベントの様子

次に、安養大の学生が「北朝鮮の観光政策」について研究を発表しました。

東洋学園大学_グローバル・コミュニケーション学部との交流イベントの様子

韓国学生にとっても「行ってみたいけれど怖い」という北朝鮮について、現在に至るまでの数十年にわたる観光政策を国際的な立場の推移とともに解説。
大学で観光学が盛んなことやスキー場をはじめとする外国人観光客向け観光特区の存在、韓国の人々でも年齢によって北朝鮮に対する姿勢に違いがあるなど、本学の学生にとって目新しい情報が多く、刺激的な発表でした。

続いて、社会問題と行政制度の問題点に関して学生が映像を作って紹介・討論するという安養大の人気科目「映画に見る行政学」に関するプレゼンテーションが行われ、実際の作品例として「デートDV問題」を取り上げた学生作のショートムービーを鑑賞しました。

東洋学園大学_グローバル・コミュニケーション学部との交流イベントの様子

最後に、泰松ゼミが「オリンピックが都市に与える効果について考える~1964年と2020年の比較を通して~」というタイトルで研究発表を実施。
インフラ、選手村、ピクトグラムとキャッシュレス対応問題など多角的な切り口から、1964年と2020年の方針や都市開発・整備計画の違いを比較しました。

東洋学園大学_グローバル・コミュニケーション学部との交流イベントの様子

韓国では2018年に平昌オリンピック・パラリンピックを開催し、選手村や会場をはじめとするレガシーの事後利用が社会問題となっているタイミングだったこともあり、プレゼン後には韓国の学生や教員から質問や意見が次々に上がりました。
発表学生たちは予想外の反響に驚きつつも、河教授に通訳いただきながら質疑応答を行い、オリンピックに関する行政の取り組みや若者の意識について有意義な意見交換が行われました。

東洋学園大学_グローバル・コミュニケーション学部との交流イベントの様子 東洋学園大学_グローバル・コミュニケーション学部との交流イベントの様子

翌6/22(土)は、本学の学生と韓国の学生が4グループに分かれて東京観光を実施。
韓国語、英語、日本語の3カ国語を駆使しながら、上野、浅草、プラネタリウム、歴史的建造物や寺社、日本庭園、キャラクターグッズが集まるショッピングモールや日本発ブランドのショップなどの観光を楽しみました。

東洋学園大学_グローバル・コミュニケーション学部との交流イベントの様子 東洋学園大学_グローバル・コミュニケーション学部との交流イベントの様子