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現代経営学部2年生が「お寺」活性化の企画をプレゼン。産学“寺”連携プロジェクト「お寺ステイ」記者説明会の様子

2019/08/06

現代経営学部の本庄加代子准教授が担当する2年次科目「企画・プレゼンテーション技法」では、株式会社シェアウィングが展開する「お寺ステイ」と港区芝にある日蓮宗の寺院「松流山 正傳寺」との産学連携プロジェクトを進めています。
7/25(木)、正傳寺で開催された「お寺ステイ産学連携プロジェクト共同記者説明会」に、現代経営学部2年の田中陽太さん・髙野亜美さんが本庄准教授とともに出席。
30名以上の記者を前に、低迷するお寺市場の活性化を狙ったマーケティング施策のプレゼンテーションを行いました。

東洋学園大学_現代経営学部科目「企画・プレゼンテーション技法」の産学連携プロジェクト「お寺ステイ」の様子
記者説明会でプレゼンテーションをする田中さん(右)と髙野さん(左)

「お寺ステイ」とは、株式会社シェアウィング(代表取締役シェア社長:雲林院奈央子氏・佐藤真衣氏)の展開する事業で、外国人旅行客を中心として、お寺に滞在していただきお寺の文化や伝統を知っていただくという事業です。
本庄准教授が指導する約100名の学生たちは、5月から正傳寺での「お寺ステイ」イベント企画を立案。7/8(月)には10チームが最終プレゼンテーションを行い、学生投票で上位となった4チームが正傳寺住職の田村完浩氏に披露。
本取り組みは、日本経済新聞等でも紹介されました。
[新聞]日本経済新聞が現代経営学部の学生の産学連携プロジェクト“お寺ステイ”について紹介

今回の記者説明会では、履修学生を代表して田中さん・髙野さんが登壇。30名を超える記者を前に堂々とプレゼンテーションを行いました。

東洋学園大学_現代経営学部科目「企画・プレゼンテーション技法」の産学連携プロジェクト「お寺ステイ」の様子  東洋学園大学_現代経営学部科目「企画・プレゼンテーション技法」の産学連携プロジェクト「お寺ステイ」の様子
田中さん(左)と髙野さん(右)

企画は、学生ならではの自由なアイデアを活かしつつ、前回のプレゼンテーションからさらにブラッシュアップされました。ご住職の田村完浩氏からは「若い人たちがお寺のことを考えてくれるのは非常に嬉しい。お寺業界は伝統的であるがゆえに保守的なところもあり、伝統と革新のバランスは難しいが、新しいものは取り入れて、お寺を活性化していきたい」という感想を頂きました。
指導した本庄加代子准教授は、「お寺という非営利組織に、学生らが実際に学んだマーケティング視点を重ねる良い教育の機会であったと感じている。マーケティングには洞察力が重要であるが、葬儀マナーやお寺のしきたりといった、大人として言葉にならない無意識や恥ずかしさを明らかにし、大学生の先入観のない感覚をもって企画として形づくることができた。また社会的視点から考えると、今後のお寺市場活性化には目先の収益を意識しすぎず、多くのお寺や企業、大学で市場を創造していくことが重要である。本学だけのプロジェクトにとどまらず、多くの大学でこのような取組みが実施されるようになれば、社会的価値もより高まると考える」とコメントされています。

東洋学園大学_現代経営学部科目「企画・プレゼンテーション技法」の産学連携プロジェクト「お寺ステイ」の様子
本企画について記者に説明する本庄加代子准教授(右端)

参加した学生たちは、「日本文化として貴重な資産であるものの、衰退しつつあるお寺の活性化は、大学で学んだ“価値はあるが、売れないものを売る”というマーケティング力が試される貴重な機会。学問を実際に使う、良いきっかけです」「(お寺は)これまでは近寄りがたい、神聖なイメージだったが、このプロジェクトを通じて、お寺をもっと身近に感じることができた。心が洗われる感じがする」という感想を述べていました。

東洋学園大学_現代経営学部科目「企画・プレゼンテーション技法」の産学連携プロジェクト「お寺ステイ」の様子
本庄准教授(右端)より、(株)シェアウィング 代表取締役シェア社長の雲林院氏(写真右から一番目)、正傳寺住職の田村氏(右から2人目)


当日の模様が毎日新聞社のニュースサイトでも紹介されています。
毎日新聞 @大学「大学倶楽部・東洋学園大 東京・正伝寺の宿坊オープン 学生たちが体験プラン立案で参加」