Academic Life & Research
教育・研究
羽田空港で「おもてなし」を発見! 3ゼミ合同の羽田空港PBL発表会
2026.07.07
東洋学園大学では、都心の立地や大学の持つさまざまなリソースを生かした「TOGAKU PBL」(PBL=課題解決型学習)を積極的に推進しています。
5月、グローバル・コミュニケーション学部の「英語コミュニケーション(意味と理解)ゼミ」(高尾享幸教授)、「英語コミュニケーション(社会とことば)ゼミ」(飯尾牧子教授)、「英語コミュニケーション(異文化コミュニケーション)ゼミ」(宮房寿美子准教授)の3年生が合同で羽田空港第3ターミナルへ赴き、フィールドスタディを実施しました。


羽田空港でのフィールドスタディの様子
学生たちは少人数グループに分かれ、外国人旅行者に向けたホスピタリティの工夫を調査。多言語表記やピクトグラム、江戸小路をはじめとする文化体験スポット、食文化への配慮など、それぞれの視点でテーマを設定し、リサーチ結果を分析しました。
さらに今回は、実際に空港を利用していた外国人旅行者へのインタビューにも挑戦。ドイツ・アメリカ・フランス・フィリピン・アイルランドなど多国籍の方々から生の声を収集しました。
6/10(火)にはプレゼンテーション発表会を開催。7グループが調査結果を発表しました。

複数のグループが注目したのが、第3ターミナル4階の「江戸小路」。江戸の街並みを再現したこの空間では、伝統工芸品からアニメグッズまで幅広い商品が並び、「伝統文化とポップカルチャー、両方に外国人が興味を持つ姿を確認できた」という報告がありました。着物文化ステーションでは英日2言語の丁寧な展示解説もあり、「外国人だけでなく日本人にとっても学びのある空間だ」との声も上がりました。

あるグループは、案内板やエレベーター周辺など空港全域に日・英・中・韓の4言語表記が徹底されている点に着目。フロアマップはQRコードで言語切替が可能で、意見箱も4か国語対応と、細部まで配慮が行き届いていることに言及しました。
またあるグループは、旅行者が「タックスフリー」の看板を分かりやすいと評価している理由について、免税には全旅行者が関心を持っており、赤青緑などの色彩の工夫がされていることも相まって自発的に発見されやすくなっていると分析しました。
今回初めて本格的に取り入れた外国人旅行者へのインタビューでは、ドイツ・アメリカ・フィリピン・アイルランド・フランスなど多国籍の方々から意見を収集。「トイレが清潔で驚いた」「スタッフが親切で話しかけやすい」という評価が共通して聞かれた一方、「空港内が複雑で迷いやすい」という課題も浮き彫りになりました。また、外国人向けと日本人向けで内容が異なるトイレの注意書きに着目したグループは、「文化の差を埋めるためのコミュニケーション設計だ」と考察しました。
発表の最後には出席者による投票が行われ、上位入賞したチームには教授陣から賞品が贈呈されました。


投票で1位に選ばれたチーム
ゼミ生からは「実際に羽田空港を探検してみると、ピクトグラムや多言語表記がさまざまな場所で活用されていました。これらの工夫によって、日本語が分からない外国人でも安心して利用できる空港になっていると感じました。」と気づきの声が聞かれました。