Academic Life & Research
教育・研究
“動く家”トレーラーハウスについて現地取材。新商品開発ゼミ学外研修報告
2019.10.01
8/27(火)~28(水)、現代経営学部の「新商品開発ゼミ」(安藤拓生専任講師)が、産学連携プロジェクトを行っている株式会社カンバーランド・ジャパンの本社(長野県)を訪問。
“動く家”トレーラーハウスの新ビジネスをデザインするために、同社が製造・販売する多彩なトレーラーハウスを見学したほか、代表取締役の原田英世氏から特別講義を受けました。

安藤ゼミでは、春学期から(株)カンバーランド・ジャパンと産学連携し、トレーラーハウスの新デザインに関するプロジェクトを進めています。
今回の学外研修では、代表取締役の原田氏にご案内いただき、居住タイプから店舗タイプまで様々なデザイン・用途のトレーラーハウスを見学しました。


寝室、リビング、システムキッチンやバス・シャワー、大きな窓やロフトまで備えたトレーラーハウスの様子に、学生たちからは驚きの声が。


「天井を高くできるのはなぜ?」「電気や水道の引き方は?」など、学生たちは各自の視点で原田氏や同社社員の方々に質問を重ね、デザインのヒントを探していました。

代表取締役の原田氏(中央)に取材する学生たち
さらに、トレーラーハウスを作る工場や、設置場所まで運ぶための牽引車などもご案内いただき、 “動く家”ならではの遠心力対策をはじめとした設計や建築方法の工夫、被災地での仮設住宅など幅広い用途、アメリカ産のトレーラーハウスとの違いなども見学・取材させていただきました。

設置方法や上下水道との接続なども確認

“動く家”ならではの素材や構造についても勉強

原田氏(右)による特別講義

ディスカッションの様子
見学後は、ホテルで原田氏に特別講義をしていただきました。
原田氏からは、トレーラーハウスのビジネスを始めたきっかけをはじめとして、国内基準に合わせたトレーラーハウス市場の創造、そして東日本大震災における社会課題の解決とこれまでの経緯をお話しいただき、今後の社会性を帯びたビジネスの可能性についてディスカッションを行いました。
翌日はグループごとに長野駅周辺でフィールドワークを行い、街の様子を観察しながらトレーラーハウスの新たな活用方法を探しました。

同ゼミでは今後、キャンプ場でのトレーラーハウス宿泊体験も実施。
秋学期後半に、同社へ新商品のアイデアを提案する予定です。