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モンゴル文化を体験する。ハワリンバヤル2025 フィールドスタディ報告

グロコミ

2025.07.31

東洋学園大学では、都心の立地や大学の持つ様々なリソースを生かした「TOGAKU PBL」(PBL=課題解決型学習)を積極的に推進しています。

5/5(月)、グローバル・コミュニケーション学部の「フィールド文化研究ゼミ」(中村知子専任講師)が、東京都・光が丘公園で開催された「ハワリンバヤル2025」に参加し、モンゴル文化に触れるフィールドスタディを実施。
「ハワリンバヤル(Хаврын баяр)」は、モンゴル語で「春の祭り」を意味し、毎年ゴールデンウィークに開催される、日本最大級のモンゴル文化フェスティバルです。
会場ではモンゴルの食や伝統衣装、住居、音楽、相撲など、さまざまな文化を体験できます。

今回の研修に先立ち、学生たちは事前講義でモンゴルに対するイメージ調査を実施。
調査結果を可視化したうえで当日の体験に臨みました。
研修当日は、学生が異文化として意識した事柄を記録しながら、文化を体験しました。

以下、当日の様子について、ゼミ生のレポートを紹介します。

<学生レポート >
私たちは光が丘公園で開催された「ハワリンバヤル2025」にモンゴルの文化を体験しに行きました。

こちらは、モンゴル高原の遊牧民が用いる移動式の住居、ゲル。

実際にゲルの中に入ってみると、想像以上に温かみのある空間が広がっていました。
天井には天窓があり、そこから空が見えるため、外の光が差し込み、意外にもとても明るく感じられました。

モンゴルの民族衣装の体験もしました。

衣装は色とりどりでカラフルで、デザインや形もさまざまでした。
丈がくるぶしまであるものもあれば、膝あたりまでの短めのものを着ている人もいて、その自由さや個性に驚かされました。

モンゴルの食事は、どれも印象的でユニークなものばかりでした。
まずこちらは伝統的な「ボウズ」という料理です。

見た目や味は小籠包に似ており、ジューシーな蒸し料理として、とても親しみを感じました。

こちらは「ホーショール」。

見た目は揚げ餃子に似ていて、パリッとした薄い皮の中に少量のお肉が入っており、全体的に薄味でした。

「ツイヴァン」はモンゴル版の焼うどん。

日本のうどんとは異なり、やわらかく、にゅう麺に近い食感が特徴的です。
食べた中では一番おいしく感じた料理でした。

飲み物もいくつか試してみました。
カクテルのようなお酒がいくつかありましたが、モンゴルのビールは見当たりませんでした。
特に印象的だったのは「アイラグ」と呼ばれる馬乳酒でした。

これはまさに牧場の匂いをそのまま飲み物にしたような風味で、正直あまり飲みやすいものではありませんでしたが、現地の文化を知る貴重な体験となりました。

また、ハワリンバヤルではモンゴルの相撲(ブフ)も開催されていました。
日本で活躍するモンゴル出身の力士も参加していました。

(文責:品川藍李、岩本ちひろ、笹本大雅)

学生たちは、各自がハワリンバヤルで経験した「異文化」に関し、事後講義でプレゼンし、実際の文化に触れたあとのモンゴルに対するイメージの変化を体感。
実際に自分の目で見て経験するフィールドワークの重要性を学びました。
学生はそれぞれが選んだモンゴルに関するトピックについて研究をすすめ、その成果を7/21(月・祝)~24(木)に1号館1階TOGAKU SHOWCASEにてポスターセッション形式で報告を行いました。
ポスターセッションの模様も、記事として後日ご紹介予定です。