Academic Life & Research
教育・研究
堀口ゼミでインターンシップ報告会実施、キャリアセンターからも学生にアドバイス
2025.10.22

10/3(金)、人間科学部「臨床心理学(スクールカウンセリング・心理療法)ゼミ」(堀口真宏教授)にて、3年生による夏季インターンシップ報告会が開催されました。キャリアセンターから佐藤行央部長を特別ゲストとして招聘し、学生たちの発表に対してフィードバックや就職活動に向けたアドバイスが贈られました。
インターンシップにはゼミ生全員が参加しましたが、この日の報告会では、ホテル業、人材業、福祉・介護業、美容業などを経験した学生4名が発表を行いました。

最初に発表した山中彩華璃さんは、株式会社バリュースタッフで5日間のインターンシップに参加。人材派遣業界とホテル業界の両方を学び、営業体験やコーディネーター体験、実際のホテル見学などを通じて、業界理解を深めました。「気になる業界を絞ることができた」と今後の就職活動への意欲を語りました。

朝倉菜月さんは、社会福祉法人茶の花福祉会とユースタイルラボラトリー株式会社の2つの施設でインターンシップを経験。障害者支援の現場を見学し、外出企画会議への参加や重度訪問介護従事者養成研修を受講するなど、専門的な知識と技術の必要性を実感しました。

岡本希美さんは、キャピトルホテル東急で10日間にわたり客室清掃業務を体験。ベッドメイキングやターンダウンサービスなど、ラグジュアリーホテルならではの細やかなサービスを学びました。「見えない部分まで綺麗な状態に保つことの大切さを学んだ」と語り、蛇口の裏側まで水滴を拭き取る徹底ぶりに驚いたとのことです。

北川優有さんは、TBCグループ株式会社エステティックTBCのワンデーインターンシップに参加し、ハンドマッサージ体験を通じて、お客様との距離感の保ち方やコミュニケーションの難しさを実感しました。
発表後の質疑応答では、学生同士で積極的に質問が交わされ、インターンシップの具体的な業務内容や感じた課題について活発な議論が行われました。

佐藤部長は、「夏のインターンシップ経験を報告としてアウトプットすることは、学びのプロセスとして非常に重要」と評価。また、就職活動に向けて「質問する際は『その背景を教えてください』と深掘りすることで、企業側に印象を残せる」「グループワークでは、アイデアを出すことよりも会議を円滑に回す役割を意識することが大切」など、具体的なアドバイスも。
さらに「今は学生にとって有利な売り手市場。比較できることが最大のメリット。ひとつの会社だけで決めず、多くの企業を見て比較することが重要」と強調し、「就活の80%は偶然の出会い。活動量を増やすことで選択肢が広がる」と、積極的な就職活動を促しました。
堀口教授コメント:「学生たちは夏休みを利用して多様な業界でのインターンシップに参加し、それぞれが貴重な経験を積んできました。今日の報告会では、その経験を言語化し、他の学生と共有することで、さらに学びを深めることができたと思います。佐藤部長からは実践的なアドバイスをいただき、学生たちも今後の就職活動に向けて大きな刺激を受けたようです。これからも学生一人ひとりが主体的にキャリアを考え、可能性を広げていってほしいと思います」