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本庄ゼミがイチから企画した産学連携イベント「#サステナブルがとまらない展」、大盛況のうちに終了

産官学連携,現代経営

2025.10.10

東洋学園大学では、都心の立地や大学の持つ様々なリソースを生かした「TOGAKU PBL」(PBL=課題解決型学習)を積極的に推進しています。

9/20(土)、現代経営学部「マーケティング戦略とプロジェクトマネジメントゼミ」(本庄加代子教授)が約半年間かけて企画・準備を進めてきたプロジェクト「#サステナブルがとまらない展」を開催。
アパレル業界でサステナブル推進のトップランナーとして活躍するプロジェクト・ブランドからゲストを迎え、大勢の一般の方々が来学する一大イベントとなりました。

今回のプロジェクトは、「サステナブルファッションの価格以上の価値を体験で広める」ことを目的とした一般公開イベントです。
本庄ゼミは、今年度の授業がスタートするよりも早い3月から活動をはじめ、プロジェクト目的の立案、30社以上の企業への協力依頼、具体的なイベント内容の検討と実施に向けた準備まで、約7か月間にわたって尽力。
最終的に、社会のサステナブル活動を主導・支援する「OUR EARTH PROJECT」(運営:株式会社三栄コーポレーション)、「竹を使った素材で人々を健康に」という思いから生まれたブランド「takes.」(株式会社シンゾーン)、・廃棄リンゴから生まれた「アップルレザー」を展開する共創型ブランド事業「LOVST TOKYO」(ラヴィストトーキョー株式会社)の3社にご協力いただき、特設ページのオープンやWeb広告の出稿といった集客マーケティング、クラウドファンディングを活用した活動資金の調達まで、学生たち自身が計画・実践してきました。

ゼミ長の染谷さん

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東洋学園大学現代経営学部 本庄ゼミ ブログ

当日開催したプログラムは、サステナブルファッションのブランド展示ブースを巡る「リアル人生ゲーム」、リンゴジュースの廃材を利用した「アップルレザー」のクラフト体験ワークショップ、竹繊維を使ったサステナブル生地の活用ディスカッション「トークジャム」、そして協力いただいた3ブランドからゲストを招いてのトークセッション&プレゼント抽選会。

どのコーナーも、来場者にサステナブルファッションの「価格以上の価値」を体験してもらえるような工夫を凝らし、会場設営や準備を進めてきました。

正午の開場に合わせ、今回のメインターゲットであるZ世代を中心に、幅広い年代のお客様が来学。

思い思いにプログラムを楽しみながら、サステナブルファッションの魅力を体験いただきました。

OUR EARTH PROJECTとコラボした「リアル人生ゲーム」は、すごろく形式で15の企業・ブランドのブースを巡り、サステナブルファッションに関するクイズを楽しむという内容。
各ブースでロゴ入りのチョコレートを集めるお楽しみも交えて、ブランドの取り組みについて学んでいました。

takes.とのコラボブースは、モノクロ写真やアイテムで彩られたブランドイメージいっぱいの空間。

ここでは、「takes.」の取り組みをゼミ生が紹介したほか、同ブランドが提案する竹製の生地を使った新製品を考える「トークジャム」というグループワークが行われ、ゼミ生のファシリテーションのもと、参加者たちが活発な意見交換を行っていました。

3つめは、アップルレザーを使った製品を展開する「LOVST TOKYO」とのコラボブース。

こちらでも、ブランドの取り組み紹介が行われ、さらに同ブランドのアイテムを生産する際に出てしまう端材を用いた小物のレザークラフト体験が行われました。

イベント後半は、1号館1階のTOGAKU SHOWCASEでのトークセッション&プレゼント抽選会。
スタート前の時間を利用して、本庄ゼミ4年生4名がゼミの紹介と昨年の産学連携プロジェクトに関するプレゼンテーションを行いました。

その後、いよいよトークセッションがスタート。

司会を担当した猪子さん

まず、本庄ゼミ3年生を代表し、初代ゼミ長の本田大翔さんがプレゼンテーション。

プロジェクトの企画背景やゼミの活動について、熱いプレゼンテーションを行いました。

その後、株式会社三栄コーポレーション服飾雑貨事業部 服飾雑貨第3部チーフマネージャーの山田敦氏、株式会社シンゾーン takes.事業部の豊島総一郎氏、ラヴィストトーキョー株式会社の代表取締役・唐沢海斗氏にゲストとしてご登壇いただき、サステナブルファッションの現状についてお話しいただきました。

サステナブルファッションの現状と課題、各プロジェクト・ブランドがなぜサステナブルファッションを推進しているのかといったテーマについて、会場とのやり取りも交えながら貴重なトークセッションが繰り広げられました。

その後、前半で行われたゲームの表彰式と、来場者全員参加でのプレゼント抽選会を実施。
ご協力いただいた3社にサステナブルファッションアイテムの豪華プレゼントをご用意いただき、会場は大盛り上がりとなりました。

最後に、本庄ゼミのゼミ長・染谷美怜さんが登壇。

イベント開催までの道のりを振り返り、またクラウドファンディングのご協力者をはじめ学内外のサポートへの感謝を涙と共に伝え、会場から温かな拍手が贈られていました。

イチから自分たちで企画した産学連携イベントを成功裏に終えた本庄ゼミ。
ご協力いただいた企業への最終報告会に向けて、研究を続けます。