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教育・研究
特別講座「世界の分断が進む中でアジア共同体を再認識する」第1回 「地球規模の大変動と東洋の智慧」
2026.09.29
本学では、一般財団法人ユーラシア財団from Asia助成による特別講座を開講しています。
2年ぶりに開催される今年は、「世界の分断が進む中でアジア共同体を再認識する」という全体テーマのもと、アジアの諸問題に関する専門家や有識者を講師として招へい。
全15回のオムニバス形式で講義を行います。
9/17(木)に開催された第1回は、本講座を担当する本学の朱建栄客員教授が登壇しました。
今回の講義テーマは「地球規模の大変動と東洋の智慧」。
講義冒頭、朱教授は一昨年までの10年間開催されてきた本講座の概要について語り、世界の混乱・分断が進む中、東アジア地域がどのように諸問題を解決していけるのか、全15回にわたって探っていきたいと語りました。

朱建栄客員教授
講義前半、朱教授は「地球規模の大変動(グレート・リセット)が政治、経済、科学技術の3分野の相互作用によってドミノ倒しのように起きている」と指摘。
アメリカの「強み」とトランプ政権下で顕在化してきた「弱点」、そして中国の圧倒的な「総合国力」と抱える課題について、具体的かつ多角的な視点から解説しました。
さらに、現在の世界情勢について、「第4次産業革命」とAIの到来がもたらす衝撃に言及。
生成AIやロボットによる「知的労働の機械化」が資本主義の前提そのものを変えつつあること、そして世界が「AIを持つ国と持たない国」に分かれていく可能性や、新しい社会制度への移行について考察しました。

講義後半は、日本のこれまでの成功体験や「守りのマインド」からの脱却の必要性を語り、「中国の急速な台頭に対してパニック的に反応するのではなく、客観的な世界情勢を見据えた冷静な未来戦略が重要」と解説。
「最先端技術に頼るだけでなく、バランスや責任を重んじる『東洋の智慧』を現代的課題の解決に活かすべきだ」という展望を提起して、講義を終えました。
講義終了後には質疑応答の時間が設けられ、アメリカのソフトパワー衰退という話題を踏まえた「中国のソフトパワー戦略についてどう考えているか」といった話題も展開されました。
同講座は本学学生が履修するほか、一般の方も受講可能な公開講座として開講されています。各回の講師・テーマ、聴講のお申し込み方法は以下ページよりご確認いただけます。
一般財団法人ユーラシア財団 from Asia 助成 特別講座