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NYのファッション業界で活躍!女性の海外キャリアに関するイベント報告

キャンパスライフ,国際交流

2022.07.27

7/20(水)、国際交流センターが主催するイベント「Future Me 女性のキャリア戦略:NYファッション業界の事例から考える」を開催。
ゲストにニューヨーク在住で企業のコンサルティングマネージャーとして活躍するダグラス陽氏を迎え、オンラインの講演とワークショップを行いました。

ダグラス氏は、ファッション雑誌編集者やeコマース企業のエディトリアルマネージャーを経て渡米。
現在はアメリカの企業(Quid, Inc.)にてコンサルタントとして活躍されています。
本イベントにはNYよりオンラインでご参加いただき、日米の女性の働き方に関するデータの比較や、NYで活躍する女性エグゼクティブ(管理職)のロールモデルについてお話を伺いました。

ダグラス陽氏

イベントではまず、様々なデータを使って日本の女性と諸外国の女性の働き方について比較。
ダグラス氏は、「海外に比べて日本では女性取締役が少ないことや、出産・育児によるキャリア断絶、家事について女性に過度に期待するといった傾向は、日本の女性のキャリア形成が容易でない背景ともいえる」と解説しました。

講演中にダグラス氏とやり取りする国際交流センター教員

次に、日米のファッション業界で働く女性の声を紹介。
週の労働時間は日・米ともほぼ変わらないものの、「ワークライフバランスに満足しているか?」「昇進したいか?」「女性のエグゼクティブを増やすために必要なことは?」という質問には、勤務する国によって回答に差が出ていることから、「働くことへの意識の違いがあるのでは」(ダグラス氏)と指摘しました。

また、NYで活躍する3人の女性エグゼクティブを例に、戦略的にキャリアを形成することや、人と違うことを恐れないこと、自分の直観を信じること等、思い描いたキャリアを積むために大切なマインドを紹介しました。

最後に、参加学生13名が少人数のグループに分かれて、「自分の満足いくキャリアを形成するためには?」というテーマでワークショップを実施。


グループごとに意見発表を行い、お互いの考えを共有してイベントを終えました。

イベント後には、「自分が思い描いた夢を実現させるため、ストレスを感じてもそれを切り抜ける強さと挑戦することの大切さを感じた」と学生からの感想が。
自分のキャリアライフプランに向き合い、将来の生き方を真剣に考えるきっかけとなりました。