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本庄ゼミが「メンズ化粧品市場の日韓比較調査」を始動!‐産学連携プロジェクトの第一弾として国内調査を実施

産官学連携,現代経営

2023.08.09

7/28(金)、現代経営学部の「マーケティング戦略・プロジェクトマネジメントゼミ」(本庄加代子教授)が、日本のZ世代に対してメンズ化粧品に関するグループインタビューを実施。
本プロジェクトは、同ゼミが化粧品開発のエキスパートである「COSMEL」(株式会社ブランノワール 代表取締役代表 白野実氏)と進める産学連携プロジェクトの一環です。

プロジェクトのテーマは「メンズ化粧品市場の日韓のZ世代の意識の比較調査」で、美容大国である韓国のメンズ化粧品に対する若者の認識や文化をベンチマークし、そこから得た知見を日本市場のマーケティング戦略提案としてまとめることを目指しています。

全体進行を努めた石川大翔さん

調査の様子:女性からの評価も。柴田珠莉愛さん(写真中央)、小澤美裕さん(写真右)

8月末には韓国でのインタビュー調査を予定しており、今回の国内調査は、その第一弾として実施されました。
本プロジェクトは、4月のゼミ開始と同時に、学生が主体的にテーマを選びとり、産学連携先となった「COSMEL」との協業を依頼し実現したもの。
学生たちにとっては、5月に教育研究予算を獲得するための企画を練り上げ、プレゼンを行い、6月には韓国の協力企業との調整、7月には綿密な調査設計と実施計画を練りと、4ヶ月をかけて、ようやくこぎ着けた中間目標達成の地点となりました。
国内調査当日は、ゼミ生の周到な準備によって無事成功裡に終わり、8月末の韓国現地調査に向けて、弾みのつく大きな成果となりました。

国内調査を無事終了して安堵するリーダーの石川大翔さん(写真左)ゼミ長の龍興克典さん(写真右)

常に本庄教授(写真右)と綿密な確認を怠らなかったゼミ長の龍興克典さん(写真左)

2時間半にもおよんだ今回のグループインタビュー。
対象としたのは、20代男女24名で、メンズ化粧品のターゲットである男性に加えて、女性目線での意見も取り入れるため、男女比約1:3の調査設計としました。
5つのグループごとに化粧品に対するイメージや美意識に関する価値観、理想の男性像といった各内容について問いかけがなされ、出てきた意見をまとめていきました。

笑顔で場を盛り上げるC班のファシリテーターで、調査設計をした横堀伶美さん

事前に司会の心得を勉強したA班のファシリテーターの伊織さん

途中の休憩時間では、COSMELの白野実氏らも参加し、本庄教授とともにゼミ生たちにアドバイスを送る一幕も。

意見を丁寧に汲み取るE班の小澤美裕さん

今後、ゼミ生たちは得られた結果を分析するとともに、8月末には韓国に出向き、同様のグループインタビュー調査を実施予定。
そして事実にもとづき日韓の意識を分析していきます。
9月には「韓国文化」に関する有識者インタビューなども予定されており、多角的な視点から日本市場のメンズ化粧品市場に対するマーケティング戦略を練り上げていきます。

調査設計の難しさを的確に伝える佐藤未彩さん(右)、リーダーの柴田珠莉愛さん(中央)、韓国調査のリーダー木村桃夏さん(左)

日本調査設計を行った佐藤未彩さんのコメント:
「参加者にわかりやすく質問し、また返答に対しても予想しながらタイムマネジメントを行うことが難しかったです。また、様々なトラブルがありましたが、いつでも最悪の事態を想定してプロジェクトマネジメントを行うことの重要性を、身をもって学ぶことができました」

ゼミ長の龍興克典さんのコメント:
「学びは色々多岐にわたりますが、講義で学んでいる消費者行動論を、実践に結び付けられるようになっていることを実感しています。またプロジェクトを推進することで、自己成長も感じています。プロジェクトについて考えるのがどんどん楽しくなっているので、この勢いで韓国調査も成功させたいです」

指導にあたる本庄加代子教授(写真左)と産学連携先のCOSMEL白野実氏(写真右)

白野氏からは「想像以上にしっかり調査設計が練られていて、しっかり準備がされているのが、よくわかりました。またリラックスして楽しい雰囲気づくりも素晴らしかったですね。話す内容も非常に興味深く、韓国でのさらなる調査に期待したいです」とおっしゃっていただけました。

本庄教授からは「ここまで大変でしたね(笑)。0から新しいプロジェクトを立ち上げ、人と協力しながら形にしていくのは、大人でも容易いことではありません。学生は安易に『調査』を捉えがちですが、理論を踏まえた消費者心理を把握し調査設計することの難しさを実感し、そして、何のつてもないなかで、学生自ら韓国の協力企業を見つけ交渉し、実行へと進めてきた貴重な経験は、今後、一人ひとりの大きな自信となると確信しています。韓国も楽しみましょう!」とコメントしました。

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