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市役所職員や保護観察官の仕事を現職の方々からリモートで学ぶ。「地域ではたらく」ゲスト講義
2020.07.09
人間科学部科目「地域ではたらく」(宮園久栄教授)では、地域を支える様々な職業の方をゲスト講師に招き、地域社会における課題や取り組みについて学んでいます。
6/9(火)には現役の保護観察官、6/23(火)には多摩市役所職員を迎え、Microsoft Teams上で講義をしていただきました。
6/9(火)の講義では、「犯罪をした人や非行のある少年に対して,通常の社会生活を送らせながら,その円滑な社会復帰のために指導・監督を行う『社会内処遇』の専門家」(法務省ホームページより引用)である保護観察官から、実際の仕事内容を学びました。

Microsoft Teamsを使ってのリモート授業(※授業後に撮影した画像)
国家公務員であり、社会を支える仕事でありながら、「名前しか知らなかった」という学生も多く、高齢化や人手不足などの問題も抱えているという保護観察官。
講義後は、学生たちから「保護観察官がいるから刑務所から出てきて社会に放り出されないで済む」「頼れる人が少ない人たちの力に率先してなることができる職業だと思い、興味がわいた」という声が上がりました。
6/23(火)は、昨年度もゲスト講師を務めていただいた多摩市職員の木村祐大さんによるリモート講義を実施。

昨年度はキャンパスで講義を行った木村さん(写真中央 ※2019年6月撮影)

今回のリモート講義での一コマ
講義では、文化やアートにかかわる仕事など市役所職員の多岐にわたる業務について解説していただき、「行政の役割や職員の仕事内容が自分たちの持っていたイメージとは異なり、時代とともに大きく変化している」「どの職業もそうだと思うが仕事に終わりがなく、改善や変化を求める仕事であることに気づいた」といった感想が相次ぎました。
また、進路についての考え方についてもお話しいただき、学生たちが社会に役立つ進路を考える上で自己理解を深めるヒントになったようです。
同授業では、今後も様々なゲスト講師によるリモート講義を行う予定です。