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200名以上の小学生が参加!「TOGAKUパラスポーツ」部員が小学校で講演&ボッチャ体験を指導

TOGAKUスポーツ,キャンパスライフ

2021.07.01

6/24(木)、「TOGAKUパラスポーツ」クラブ部員3名が千葉県流山市立小山小学校にて、
障がいやパラスポーツについての講演とボッチャ体験会の指導を行いました。

「TOGAKUパラスポーツ」の橋本昂典さん(人間科学科4年)、春原祐弥さん(現代経営学科4年)、木村駿汰さん(本学卒業生)は、ボッチャを中心としたパラスポーツの普及活動に取り組み、これまでも学内外の様々なイベントでボッチャ体験会を実施してきました。
その実績を知った小山小学校からご依頼いただき、同小学校で実施される「オリンピック・パラリンピック特別授業」の講師という大役を任されることになりました。

左から「TOGAKUパラスポーツ」の春原祐弥さん、橋本昂典さん、木村駿汰さん

小山小学校は、日本一の児童数を誇る小学校。
特別授業の対象となる6年生だけでも200名を超えるということで、部員らは初めてかつ大人数を前にした講演に向けて、約3週間、オンラインで資料の作成や講演の練習を重ねて臨みました。

アリーナ(体育館)で行われた講演の様子

講演では、橋本さん、春原さん、木村さんがそれぞれの経験をもとに、車いすでの日常生活で感じる様々な不便さや障がい者の立場から見る共生社会について話しました。また、各々が過去に経験した車いすテニス、アーチェリー、カヌー、陸上競技などのパラスポーツについても紹介しました。
部長の橋本さんは、「障がいは身体的・精神的機能障害そのものではなく、社会の中で生活する上で生じる“不便さ”であり、一人一人の個性と考えることが大切なのではないか。まずは障がいについてのイメージを変えてほしい。」と訴えました。

講演の後は、“密”を避けるため、3回にわけてボッチャ体験を実施。
部員はボッチャのルールやボールの投げ方、ジャッジの仕方などを指導しました。

ジャッジの仕方を説明する春原さん

児童たちは、部員にアドバイスを受けながら実戦形式でボッチャを体験。
初めてボッチャを体験する児童が多かったものの、ルールや作戦を理解するとすぐに大接戦が繰り広げられ、大盛り上がりとなりました。

ボッチャ体験の様子

参加した児童からは「以前、視覚障がい者の方が困っていたときに声をかけられなかったことがあった。今日の話を聞いて、困っている人がいたら自分から声をかけようと思った」、「ボッチャは初めてだったが、パラリンピックについてもっと知りたくなった」、「(車いすと同じ)座った状態で投げたり立って投げたりしたが、立った方がコートも見渡せるしボールも投げやすかったので、車いすの大変さを少し体験できたと思う」などの声が。
また、先生方からも「ボッチャは誰でも簡単に楽しめることがわかったので、クラスのレクリエーションにも取り入れたい」など、うれしい感想もいただきました。

講演やボッチャ体験を通して、障がいやパラスポーツへの理解を深めてもらえる貴重な1日となりました。
「TOGAKUパラスポーツ」は今後もボッチャを中心としたパラスポーツの普及活動に力を入れていく予定です。