学部長挨拶

現代経営学部長 田中 巌

現代経営学部長 田中 巌

東洋学園大学現代経営学部は2002年に開設され、もうじき20周年を迎えます。新しい学部ですが、開設以来、私たちの社会が抱える諸問題を捉え、その本質を見極めながら解決策を考えるという、21世紀の時代に欠かせない人材の育成を第一に考えています。現代社会は既にAI(人口知能)の発達やグローバル化の進展に伴い、不確実なことの多い時代となっています。こうした時代を担っていく皆さんには、本学部で教養を身につけ、経営学と経済学の基礎を学び、データの活用法など関連科目の勉学に励み、社会においてリーダーシップを発揮していける人物になって頂きたいと思っています。

現代経営学部の教育の特長は、理論を学び、それを実践に役立てていくということを主眼に置いている点にあります。理論とは抽象的なものですが、抽象的なことを理解できるからこそ、様々な社会問題に応用して考えることが出来るのです。教室で理論を学び、教室を出て多様な産業の実態と課題に触れ、問題解決へ向けて提案を考えるという、理論と実際の行き来を沢山経験してください。そうした知的体験はとても楽しいものです。

さて、不確実な時代を生きていくために必要なものは何でしょうか。現代経営学部では、その一つに「発想力」を考えています。困難に直面したとき、発想をめぐらすことで解決のヒントにつながった、という経験を皆さんも持っているかもしれません。大学の4年間で、発想力をさらに鍛えてください。本学部ではそのために、批判的思考(critical thinking)の力を高めるよう授業を展開していきます。

また、本学は本郷という東京の中心に位置します。情報とテクノロジーの渦巻く経済活動の中に身を置くととても大きな刺激を受けますが、ひとたび静かに周囲を見回せば、歴史を物語るモニュメントや伝統的な商店街などが存在し、まさに近代的なものと伝統の共存、それらのいわゆるjuxtaposition(似ていないものの並列的共存)の環境にあります。東京ドームと大横丁商店街を比較するだけでも色々と発見があるでしょう。皆さんもすでに感じていることと思います。是非、本学の立地の有利性も生かしながら、自らの目標に向かって様々なことにチャレンジしてください。現代経営学部教員一同、皆さんを応援しています。