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教育・研究
1年生のクラス代表者がSDGsをテーマにプレゼンテーション!「プレゼンTOGAKU」開催報告
2023.02.21
2022年12月、1年次の必修科目「教養基礎演習B」にて、クラス代表者が学部の1年生全員の前でプレゼン力を競う「プレゼンTOGAKU」を開催。
12/13(火)と12/15(木)に、現代経営学部、人間科学部、グローバル・コミュニケーション学部でそれぞれ全体会が行われ、クラス予選で選ばれた各クラスの代表者が学部の1年生全員に対して「SDGs」をテーマにプレゼンテーションを行いました。

12/13(火)に行われた現代経営学部の全体会では、9クラスの代表者が登壇。
「日本の教育格差」や「海を守るためにできること」「エシカル・ファッション」など、学生たちは様々な視点からSDGsについて考え、データやグラフを用いた説得力あるビジネスプレゼンテーションを披露しました。

全プレゼン後、現代経営学部の田中巌学部長は「どのプレゼンも、声の大きさや姿勢、データに基づく論理構成など素晴らしかった」と講評しました。
現代経営学部の全体会では、順位を決めず登壇した学生全員に参加賞が贈られました。


現代経営学部の代表者とスタッフを務めた学生、指導にあたった教授陣
12/15(木)1限に行われた人間科学部の全体会は、スライドを使わず代表者が観客と向き合う形で考えを主張。
さらに、観客として集まった学生たちが全プレゼン後に投票で順位を決めるコンテスト形式で行われました。
人間科学部の全体会では8クラスの代表者が登場し、「貧困」や「ジェンダー問題」のほか、「アップサイクル」「プラネタリー・ヘルス・ダイエット」など最先端の話題をSDGsに関連させながら取り上げました。
人間科学部の阿部一学部長は「学生が自ら社会問題に関心を持ち、学問と関連付けて発表している姿に感動した。主張を裏付ける理由もしっかり用意されており素晴らしかった」と講評しました。

人間科学部の代表者と運営スタッフを務めた学生、指導にあたった教授陣

人間科学部全体会学長賞(第1位)の渋谷諒さんのコメント:
「聞く人にわかりやすいテーマを探し、生活に馴染み深いリサイクルを深堀りした結果、“アップサイクル”という新しいキーワードを見つけました。全体会では緊張しましたが、紹介者を務めてくれた友人のエールで、プレゼンに集中することができました」

人間科学部全体会学部長賞(第2位)の酒井夏彩さんのコメント:
「ありきたりではないテーマを探していたところ、たまたま読んでいた雑誌に載っていた“プラネタリー・ヘルス・ダイエット”を見つけました。データは出典まで調べ、実際に自分の食生活を変えて効果を確認しました。自分で率先して調べたことで高校時代より自立できました」
12/15(木)2限に行われたグローバル・コミュニケーション学部の全体会も、人間科学部同様のコンテスト形式で実施。
グローバル・コミュニケーション学部の全体会には6クラスの代表者が登壇し、「ゴミのポイ捨て」「公害」「人身売買・人身取引」といったテーマを地球規模でとらえ、論理的根拠をもって提言する姿が目立ちました。
グローバル・コミュニケーション学部の高尾享幸学部長は、「これからも自分の言葉を大切に。自分の言葉を使って、相手に伝える“コミュニケーション力”を今後も養っていってほしい」と講評し、激励の言葉を贈りました。

グローバル・コミュニケーション学部の代表者と運営スタッフを務めた学生、指導を担当した教授陣

グローバル・コミュニケーション学部全体会学長賞(第1位)の森田桃暁さんのコメント:
「SDGsについて調べる中で“人身売買”の問題を知り、テーマに選びました。過酷な状況に置かれている人が世界にいると知ることができました。今回の経験を通じて、自分はプレゼンが得意かも!と思えたのも新たな発見でした」

グローバル・コミュニケーション学部全体会学部長賞(第2位)の井上あやさんのコメント:
「大学に入って本を読むようになり、“知る楽しさ”に気付くと同時に“知らないと話が通じない”と思うようになりました。そこで、教育の大切さをプレゼンのテーマにしました。今後は、自分の好きな世界史や国際関係についてもっと学んでいきたいです」
1月初旬には、各クラスでプレゼンTOGAKUの振り返りを実施。
クラス代表者のプレゼンを見返し、「冒頭、観客への問いかけがよかった」「話し方やスピード、表情などを参考にしたい」とクラスで感想を共有しました。

代表者のプレゼンを見て良かった点や改善できる点をクラスで共有して振り返り
学生一人ひとりのプレゼン力向上につながる機会となりました。