Academic Life & Research
教育・研究

連携
現代経営

隈本ゼミが産学連携で北軽井沢のリゾート地再生に協力!協力企業や嬬恋村職員へのヒアリング&現地視察

産官学連携,現代経営

2023.06.30

6/16(金)~17(土)、現代経営学部の「消費者心理理解に基づくマーケティング戦略の研究ゼミ」(隈本純教授)に所属する3年生が、群馬県吾妻郡嬬恋村での学外研修を実施。
北軽井沢の放置別荘地再生に取り組むベンチャー企業・フィノス株式会社との産学連携プロジェクトの一環として、同社社員とともに現地の視察を行ったほか、嬬恋村役場未来創造課ならびに一般社団法人嬬恋村観光協会へのヒアリング、東海大学藤吉研究室(植物生態学・環境保全)との交流などを行いました。

再開発予定の旧別荘地にて

隈本ゼミでは、昨年からフィノス(株)との産学連携プロジェクトを実施。
SDGsとソーシャルビジネスの観点から、放置別荘地の再生や地域おこしにつながるマーケティング戦略を研究しています。

今回の学外研修で、隈本ゼミは産学連携の相手であるフィノス(株)の和田雄一代表や社員の皆様のほか、環境保全の観点からプロジェクトに参加している東海大学藤吉研究室のゼミ生らとともに現地入りし、別荘地再開発の現況について情報収集を行いました。

さらに、6/17(土)の午前中には、別荘地を管轄する群馬県吾妻郡嬬恋村役場を訪問し、未来創造課の久保宗之課長補佐と(一社)嬬恋村観光協会の三ツ野元貴事務局長と面談。
事前に送った村の地域振興や観光振興、様々なキャンペーンやPR施策についての質問項目にご回答いただく形式でヒアリングをさせていただきました。
面談では、嬬恋村の地域振興事業や観光事業の概況、現在の標的顧客層と彼らのニーズ、実施中の観光客向けキャンペーン・PRの具体的な仕掛けやデータ、今後の新たな標的顧客層など、様々な資料やデータをもとに詳細にお話しいただきました。
今後はそれらの貴重な情報を整理しながら、森林再生のアイデアやイベント・ツアーなどの提案に活かしていきます。

観光客向けの嬬恋村農産物等直売所で地域の特産品を確認し、県営の牧場に立ち寄った後、いよいよ再開発中の森林へ。
フィノス(株)の和田代表からエリア内の整備状況や今後の展開についてお話を伺いつつ、約2時間かけて森の中を見学しました。

左から隈本教授、和田代表、ゼミ生たち

大きな木が生い茂り、昼でも涼しく暗めのエリア、見晴らしが抜群の高台、ミズナラの大木が生えた自然豊かな森、使われていないテニスコート…と、様々なエリアを周りながら、今後の整備予定についてお話を伺いました。

東京都心とは違い、様々な樹木や植物、動物や昆虫が生息する自然の環境に初めはおっかなびっくりの様子が見られたゼミ生たち。

しかし、徐々に山歩きにも慣れ、和田代表や隈本教授のアドバイスも受けながら、貴重な自然資源を生かし、持続可能性に配慮しながら観光客を集め、地域を活性化するためのイベントや施策のヒントを集めていました。

隈本ゼミでは今後、観光客向けのイベント施策を検討、フィノス(株)への提案および年内のテストイベント実施に向けて取り組んでいく予定です。