Academic Life & Research
教育・研究
心地よい空間を生むホテルパーソンのサービスとは。東京ドームホテルスタッフによるゲスト講義を実施
2023.07.14
7/4(火)、現代経営学部の3年次科目「サービスマーケティング」(八塩圭子教授)に、株式会社東京ドームホテルの中島サヤ乃氏、鈴木健氏、肥留間樹氏をゲスト講師として招聘。
3名から、東京ドームホテルの事業やホテルパーソンとしての仕事内容、ホテルサービス業におけるやりがいについてお話しいただきました。

まず、中島氏が(株)東京ドームホテルの企業概要や事業について紹介。
企業理念や同社のビジョンを軸に展開している、さまざまなサービスやイベント、商品についてお話しいただきました。

中島氏
続いて、料飲部門や宿泊部門の業務の難しさや楽しさ、一人前のホテルパーソンを育てる独自の教育制度について説明。
鈴木氏や肥留間氏の経験も踏まえたリアルなエピソードの数々に、学生たちは興味深そうに耳を傾けていました。

鈴木氏

肥留間氏
講義後半には、ホテルパーソンとしてのホスピタリティの実演も。
肥留間氏と鈴木氏のお手本を見ながら、学生たちもお客様を迎えるための挨拶やより丁寧なおもてなしを表現する分離礼に挑戦しました。


体験を通して、プロのサービスレベルの高さを実感
最後に3名から学生たちへ「何事にも本気で取り組み、さまざまな経験を得てほしい」「困難に対して、できない理由を挙げるのではなく、どうすればできるかを考えることが大切」「自分を認めてもらうため、自分が納得するためにも、力を出し惜しまないことが重要」と、アドバイスとエールをいただき、講義が終了。
質疑応答の時間には、「東京ドームに行く=東京ドームに宿泊したいと思わせるサービスは?」「顧客満足度を高めるために意識していることは?」といった質問が。
ホテルサービス業の最前線で働く3名の講師から、詳しくご回答いただきました。
受講学生からは、「お客様を快く迎え入れるために、一朝一夕では作り上げられないスキルや努力がなされていると分かった」「目に見えないサービスを、どうすれば相手に伝えることができるかを考え、かたちにすることが重要だということが印象に残った」「お客様が満足するのはもちろん、この場所で働いていてよかったと従業員が感じられるように、という企業の姿勢を知れて有意義だった」などの感想が寄せられました。
また、この日の講義はホテルサービス業界に興味を持つ他学部の学生も聴講しており、「ホテルの仕事の裏側がわかった」「ホテルの中でもいろいろな業種があることを知った」「研修内容やサービスの軸など(株)東京ドームホテルとして取り組んでいることを知る貴重な機会だった」といった声が聞かれました。
ホテルサービス業界の実情や、心地よい空間を作り上げるホテルパーソンの仕事を知る貴重な機会となりました。