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(株)シェアウィングの「お寺ステイ」との産学連携プロジェクト:学生発の企画を正傳寺へプレゼン

産官学連携,現代経営,研究

2019.07.16

7/8(月)、現代経営学部の本庄加代子准教授が担当する2年次科目「企画・プレゼンテーション技法」の学生が、港区芝にある日蓮宗の寺院「松流山 正傳寺」を訪問。
産学連携プロジェクトとして、正傳寺のご住職と「お寺ステイ」を手掛ける株式会社シェアウィングの方々に対して、お寺を活性化させる施策を企画し、プレゼンテーションを行いました。

「お寺ステイ」とは、株式会社シェアウィング(代表取締役シェア社長:雲林院奈央子・佐藤真衣氏)の展開する事業で、外国人旅行客を中心として、お寺に滞在していただき、日本人でも疎遠になりつつあるお寺の文化や伝統を知っていただくという社会貢献性の高い事業です。

同科目では5月から、(株)シェアウィングとの産学連携プロジェクトとして、正傳寺で実施する「OTERA STAY SHODENJI」の企画立案を行ってきました。

7/8(月)には、まず学内にて最終プレゼンテーションを実施。
学生投票で上位となった4チームの代表者が正傳寺を訪問し、ご住職の前でプレゼンテーションを行いました。

現代経営学部2年田中陽太さん・多田理記さんによる正傳寺でのプレゼンテーション。

プレゼンテーションでは、「初めての葬式体験」をはじめ、「和風のプロジェクションマッピングを取り入れた結婚式」「近隣の寺と連携した親子向けスタンプラリー」など、学生ならではの自由なアイデアが続々と発表されました。

その中でも、実現性やビジネス視点での評価が高かったのが、煎茶業界とのコラボレーション企画。
日本の文化や伝統という強みを持ちつつ、若い世代やインバウンドへの普及という課題を共に抱えている「寺院」と「煎茶」を結びつけるアイデアは、ご住職からの評価も高く、最優秀賞を受賞しました。

狭山茶とのコラボ企画を提案した現代経営学部2年の野澤佑太さん。
「お寺に対して従来持っていたイメージをもっと明るいものにできたらと思った」と、企画に対する思いを語りました

プレゼンテーション後には参加いただいた社会人の方々を交えてのディスカッションが行われ、学生たちの熱意と発想を評価する嬉しいコメントを多数いただきました。

ディスカッションでファシリテーターを務めた現代経営学部2年の西村健さん(右奥)

「どのプレゼンも素晴らしくて順位をつけがたかったというのが実情です。具体的な案もたくさん出していただきましたし、どれも実際に体験化していきたいと思える素晴らしい案でした」(株式会社シェアウィング 雲林院奈央子氏)

マーケティング分析を活用した説得力のある提案で優秀賞を受賞した現代経営学部2年の越野和真さん(左)と雲林院氏(右)

また、正傳寺のご住職からも、「我々が思いもつかないようなアイデアを想像以上にたくさん出していただき、大変刺激になりました」と嬉しい感想をいただきました。

企画案にコメントするご住職

今回の産学連携プロジェクトは7/3(水)の日本経済新聞でも紹介されました。

2019/7/3(水)日経新聞 ※クリックでPDFが開きます