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現代経営

日本銀行の歴史と役割を知る。現代経営学部の川端ゼミが日本銀行本店本館を見学

現代経営

2023.10.05

9/29(金)、現代経営学部の「日本経済研究ゼミ」(川端和美専任講師)が、日本銀行本店本館を見学。
ゼミ生15名が参加し、日本唯一の中央銀行として日本銀行が担っている役割や業務、その歴史について学びました。

日本銀行本店本館中庭での集合写真

日本銀行本店本館は、明治29年に竣工。
「日本近代建築の父」とも言われる辰野金吾により設計された文化的価値の高い建物であり、国が重要文化財として指定しています。

見学当日は、厳重なセキュリティーチェックを受けた後、実際に日本銀行で働く職員のガイドに沿って、本館内を見学。
日本銀行の歴史や現在の機能・組織をレクチャーいただいたほか、関東大震災の被災を免れた地下金庫や、回廊に一本石の柱が連なる古典主義様式の中庭を巡り、建築物としての荘厳さと明治時代から日本経済を支える日本銀行の歴史を肌で感じました。

現金搬送ルートとして使用されていた中庭について学ぶ

さらに、明治から昭和まで実際に使用されていた銀行窓口・客用広間など実際に足を運ばなければ見ることのできない貴重な展示の数々も見学。
日本が世界で初めて導入した紙幣の真偽、枚数、汚損度を点検する「自動鑑査機」の実物や、模擬券で1億円の重さを体感できるコーナーもあり、楽しみながら銀行や日本経済について学びを深めることができたようです。

建物の荘厳さに圧倒されるゼミ生

 

1億円札と同じ重さを体感するコーナー

見学に参加したゼミ生からは、「日本銀行の歴史に触れることができた。普段なかなか見ることのできないものを見て面白かった」といったコメントが聞かれました。

指導を行う川端専任講師のコメント:
まずは明治期の素晴らしい建築物に圧倒されました。
ゼミ生は、日銀の役割について、知識としては学んでいましたが、現地で職員さんの分かりやすい説明をうけ、実際に資料を見ることで、さらに理解が深まったことでしょう。
今回の見学を機に、急激な円安や物価の上昇が進む日本経済を注視して欲しいと思います。
日銀では、業務の始業と終業を拍子木を鳴らすことで伝えていたそうですが、「おしまい」を表す4回の拍子木の音色が館内にこだまし、見学ツアーが終了しました。