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日本語学校で教壇に!「日本語教員養成課程」履修者による教育実習報告

産官学連携,グロコミ,英コミ

2023.10.16

8/1(火)~9(水)、グローバル・コミュニケーション学部で日本語教員養成課程を履修する学生6名が日本語教育実習に参加。
今年もヒューマンアカデミー日本語学校(東京校)にご協力いただき、土日を除く7日間、授業見学や登壇実習を行いました。

教育実習前半、実習生たちは日本語の教え方を同校の先生方から学んだほか、実際の授業を見学しながら日本語学習者の方々と交流を深めました。
授業見学では、中国・韓国・スリランカ・パキスタン・ネパール・フィリピンなどからの学習者が一緒に学んでいる様子を見て、日本語学校の教室が1つのグローバル社会を形成していることを肌で感じました。

様々な国からの学習者に向けて、登壇実習を行う実習生

教育実習後半は、いよいよ登壇実習に挑戦。
実習生たちは、同校の先生方にご指導いただき準備を重ねたうえで、実際に学習者の方たちに向けて授業を行いました。

学習者と目を合わせてしっかりとコミュニケーションをとる実習生

実習生たちはロールプレイ(日本語会話の実演)を取り入れたり、わかりやすい説明をするために写真やイラスト、表を盛り込んだ独自の教材を準備したりと、それぞれが工夫を凝らし、学習者と丁寧にコミュニケーションをとりながら授業を進めていました。

学習者によるロールプレイを楽しそうに見守る実習生(写真右奥)

表を作成し、文法ルールがわかりやすく伝わるよう工夫した実習生

実習終了後の8/22(火)に行われた成果発表会では、参加した実習生たちが自分の経験や学びについて発表しました。
発表では、「今日はどんな新しいことが学べるのだろうかと、毎日わくわくしながら日本語学校に通った」
「日本語学習者の方への生活指導など、授業以外の日本語教員の仕事も知ることができてよかった」
「日々熱心にお仕事をしている日本語学校の先生方、明るく一生懸命に日本語を勉強する学習者の方達と接することにより、日本語教員になりたいという夢を強くすることができた」
といった前向きな報告が相次ぎ、大学の授業だけでは得られない多くの気づきや感動を得る7日間となったことがわかりました。

わかりやすい授業を行うため、イラスト入りのスライドや手作りの単語カードを用意した実習生も

指導を担当した山本博子准教授のコメント:
実習生達の授業実践や成果発表会での様子を見て、実習生達が、現場の先生方や学習者の皆さんとの交流を通して、大きく成長したことがわかりました。
残りの1年半の大学生活でも、国際交流や語学学習に対してさらに高い意識を持ち、研究活動・就職活動に取り組んでくれることを楽しみにしています。

グローバル・コミュニケーション学部 学部長・高尾亨幸教授のコメント:
今回、初めて日本語教育実習の様子を見学させていただきました。
見学当日、実習に参加している学生のみなさんがどんな風に「先生」として頑張っているのか楽しみにしながら、実習先の日本語学校に向かいました。
どの学生も何人もの学習者の方たちの顔を見ながら、はつらつと授業を進めている姿を見て、とてもうれしく思いました。
それぞれ自分なりの工夫を加えた教え方をしていて、学習者の方たちのために一生懸命準備した様子が頭に浮かびました。
学習者のみなさんも日本語を上達させようと一生懸命で、とても活気のある授業でした。
実習に参加したどの学生にとっても有意義な経験になればと願っています。