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グロコミ

グローバル・コミュニケーション学部生を中心としたチームが香港の国際シンポジウムでの発表に向けた最終発表会を実施

グロコミ

2023.11.14

グローバル・コミュニケーション学部の依田悠介教授と学生有志らによる「現代思想研究会」の研究成果が、11/18(土)・19(日)に香港で行われる国際シンポジウム「第13回国際日本語教育・日本研究シンポジウム」の口頭発表に採択されました。

11/10(金)、1週間後に迫った研究発表当日に向けて研究会メンバーによる最終発表会が開催され、発表内容の最終調整が行われました。

最終発表会の様子(下段中央が学生代表として発表を行う佐々木さん)

依田教授と学生有志が集い、今の社会について考える「現代思想研究会」(不定期水曜日6限目実施:通称アニメ研)では、現代アニメに見られるコミュニケーションストラテジーについての検討を中心に研究を行なっています。
その中で、近年のアニメでのキャラクターの死に対して疑問を抱くようになり、研究を深めていくと令和アニメで描写される「死」には特別な意味がある可能性に辿り着き、今回の研究成果に至りました。

今回行う研究発表のタイトル:令和時代の「死」の意味論

依田教授のコメント:
このシンポジウムは通例2年に一回香港日本語教育研究会・香港大学を中心に開催される学会で、世界中から研究者が集まるシンポジウムです。このようなシンポジウムに本学学生の研究が採択されたことに関してとても嬉しく思います。
また、今回の研究発表には、学生たちそれぞれの努力はもとより、東洋学園大学グローバル・コミュニケーション学部の高尾先生、泰松先生、井上先生、竹内先生をはじめとした教員の皆様のご協力があったからこそ可能であったと思います、心より感謝いたします。
なお、本研究の一部に、東洋学園大学特別研究費「プレインジャパニーズ研究会」(代表竹内雅俊先生)の補助を受けています。

「第13回国際日本語教育・日本研究シンポジウム」の口頭発表当日は、学生代表としてグローバル・コミュニケーション学部4年生の佐々木大登さんが登壇予定です。

<シンポジウム詳細>
名称:第13回国際日本語教育・日本研究シンポジウム ―つながる多様性、広がる可能性―
(学会公式サイト:https://www.13thsymposium.hkuspace.hku.hk/
日時:2023年11月18日(土)・19日(日)
発表時間:2023年11月18日(土)15:15-15:45 (現地時間:オンライン配信なし)
発表タイトル:令和時代の「死」の意味論
https://static1.squarespace.com/static/63f154d2e8a0b30161d23d77/t/654c63450d6d6819f0dacbd3/1699505237654/Proceedings_final_09112023.pdf
(p152~157ページ)

本学学生:宮木杏、鈴木ケネス、深井友梨香、蟹沢歩、佐々木大登(発表)
共著:平島寛大先生(神戸市外国語大学大学院・岡山大学)、東海晃久先生(神戸市外国語大学)、齋藤暢是先生(自治医科大学)、依田悠介教授(東洋学園大学)

関連研究・論文
・平嶌寛大 et. al. (in press). 「令和アニメにおける死亡フラグはフラグではなく何を意味しているのか?―文学・言語学の融合的分析を手掛かりにー」※本学紀要採録予定
・Yoda, Y, K, Hirashima, and A, Tokai (in preparation). Предзнаменование смерти означает только окончание жизни? К пониманию Японии через призму молодежной культуры, отраженной в аниме.