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地域住民が支え合うコミュニティの重要性とは。人間科学部「地域ではたらく」のゲスト講義

産官学連携,人間科学

2024.01.15

人間科学部の科目「地域ではたらく」(宮園久栄教授)では、さまざまなゲストを講師に招き、今地域にどのような課題があるのか、そしてその課題にどう向き合ったらよいかを考えています。

12/14(木)はNPO法人ピアサポートネットしぶや 統括リーダーの石川隆博氏と、渋谷区で生まれ、現在も渋谷区に根差し、「みんなの世界テーブル」というこども食堂を行う奈良直美氏を招き、NPO法人としての働きや、地域住民が支え合いながら生きるコミュニティづくりの重要性についてお話しいただきました。

ピアサポートネットしぶやの石川氏

講義前半は、石川氏がピアサポートネットしぶやの活動拠点である「渋谷区」という地域の特徴について、様々なデータや政策を用いて説明。
全国815の市区町と渋谷区を比較して見えてくる現況や、渋谷区が打ち出している政策からどのような課題が見えてくるかを、学生の意見を聞きながら確認しました。

講義後半は、地元が渋谷区で、現在も渋谷を中心に活動を続ける奈良氏からお話しが。
「すべてが猛スピードで進むバブル崩壊前の時代には、自分は海外に目が向いていた。しかし、バブル崩壊後、自分は地元に見守られていたのだと認識した」と地域に根差して働くことになったきっかけを紹介しました。

奈良氏

地域住民が支え合うコミュニティづくりを推進する講師のお話を聞き、改めて地域社会の課題と具体的な解決方法を探る機会となりました。