Academic Life & Research
教育・研究
3企画が実現!東京ドーム×八塩ゼミの産学連携プロジェクト、最終発表会で成果を総括
2024.03.28
3/18(月)、現代経営学部「マーケティングとメディア研究ゼミ」(八塩圭子教授)は、株式会社東京ドームとの産学連携プロジェクトの最終発表会を開催。ゼミ生が企画した施策の概要と成果について発表し、東京ドームの担当者から貴重なフィードバックをいただきました。
発表会は八塩教授がゼミ生によるアンケート結果を紹介することでスタート。全員がプロジェクトを通じて満足感と達成感を得られたことが示されました。
最初の発表では、”チームワンダードルフィン”と”チームTYGA”の合同チームが、「東京ドームシティ アトラクションズの来場者数増加のためのSNS戦略」をテーマに取り組んだ成果を披露。SNSで画像や動画を公開、ハッシュタグを用いて拡散する企画で、その制作や投稿も自分たちで行いました。
発表では「SNSでの反響や実際のお客様の声などでも⼿応えを感じることができたが、情報を拡散する施策の必要性も感じた」、「上⼿くいかない点も多くあったが、なによりも自分たちで考え、お客様の⽬に触れるような企画となった経験を、今後も⼤切にしたい」などと振り返りました。
続いては、”チームSKY A”による「世界のサンタパレード」についての発表。世界のサンタのコスプレをした吉本興業の芸人さん達が東京ドームシティ内に登場、パレードをしながら来場者にプレゼントを配る企画を実施。ロシアの青いサンタ、ドイツの黒いサンタのほか、オリジナルの相撲サンタやファラオサンタも考案し、クリスマスイベントを盛り上げました。
発表では「子供達だけでなく大人までもパレードやクイズなどに参加して反響を実感できた」「産学連携企画としての認知や集客のための施策が足りなかった」などと振り返りつつ、「お客様のニーズに応える難しさや現実的な問題などにぶつかりながらも企画を成功させる喜びが自分たちの学びに繋がった」と達成感についても語りました。
最後は、”チームムービー”による、自分たちで選定したショートムービーを東京ドームシティ内で上映する企画。映画の選定から上映後の回遊を⽬的としたクイズ出題動画制作、クイズ正解者へのプレゼント企画などを実施しました。
発表では「シティ内を回遊してもらえるきっかけを作れたのは良かったが、宣伝活動が不足してしまった」「映画選定、クイズ動画撮影などはゼミ全体で決定し実行できてよかった」などと振り返り、「自分たち主体で企画を進めさせて貰えた経験は、今後の就職活動や社会に出た後も、必ず私たちの強みになると思う」と述べました。
すべての発表後には、東京ドームの担当者の皆さんからコメントをいただき、「社会に出ると、現実レベルでできるかできないかを考えがちだが、今後も自由な発想を大事にしてほしい」、「見える数値がすべてではない。面白い企画が多く楽しい一年だった」、「状況によって条件が変わってもそれをやりきることに価値がある」などと、学生ならではの自由な発想を評価いただき、労いの言葉をいただきました。
最後に八塩教授からは、「東京ドーム様には3企画も実現していただいたうえ、見えないところも評価いただけたことには感謝の念が尽きない。学生たちが得た経験は将来にわたって役立つものとなった」と協力への感謝を語りました。